Private Internet Access(PIA、プライベートインターネットアクセス)は、業界でもっとも安いVPNの1つ。わずか$2.11/月で加入できます。あまりにも安いので、性能・品質が気になりました。割高の他社サービスに対抗できるのでしょうか。創業から10年以上も経っていますから、安くて品質も高いのかもしれません。
PIAの品質を探るべく、ログ方針やセキュリティ機能、通信速度などを徹底検証しました。また、ストリーミングサービスのアクセス制限を回避できるか、Torrent利用時のパフォーマンスはどうかなど、さまざまな観点からVPNを分析し、ほかの一流VPNと比較しました。
/結論から言うと、Private Internet Accessは安全でコスパ抜群のVPNサービスです。ストリーミングに役立ち、Torrent利用時のパフォーマンスも良好で、セキュリティ設定をカスタマイズできます。格安でここまで魅力が多いのは驚異的です。接続台数が無制限なのもすばらしいでしょう。
PIAのプランは安心の30日間返金保証付きなので、サービスに自信があることがうかがえます。ただ、料金はかなり安いものの、業界最高のVPNとは言えません。どの角度から見るかにもよりますが、PIAより優れたVPNはいくつか存在します。
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メリット
デメリット
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Private Internet Accessの機能【2023最新情報】
9.0
💸
価格
|
2.11 USD/月
|
📆
返金保証期間
|
30 日 |
📝
VPNはログを記録している?
|
なし |
🖥
サーバー数
|
29650+ |
🛡
キルスイッチ
|
あり |
🗺
本社の所在地
|
United States |
📥
トレントに対応
|
あり |
動画の視聴:アメリカ版NetflixやDisney+、日本の動画配信サービスなど、25以上の大手VODサービスのアクセス制限を回避
9.6
Private Internet Accessは動画配信サービスのアクセス制限を突破するのが得意なので、海外旅行中に日本のコンテンツを閲覧したり、日本で海外ドラマなどを視聴したりできます。アメリカや日本のほかに、16か国のNetflixライブラリをアンロックできました。HBO MaxとESPN+にアクセスしようとしたときは若干手こずったものの、簡単な対処法を試したところ、うまくいきました。検証でアクセスできなかったのはSky GoとDAZNだけでした。PIAは通信が速いため、4K画質で動画を視聴できました。
25台以上のサーバーを試した結果、次のVODサービスにアクセスできました。
Netflix |
Disney+ |
HBO Max |
Hulu |
Amazonプライムビデオ |
BBC iPlayer |
Paramount+ |
Peacock |
Crunchyroll |
YouTube |
CBC |
Eurosport |
FranceTV |
Canal+ |
ZDF |
ARD |
Hotstar India |
RaiPlay |
All 4 |
ITV |
ESPN、ESPN+ |
Spotify |
SlingTV |
Comedy Central |
CBS |
Ruutu |
Yle |
Kodi |
C More |
C More SE |
MTV Finland |
HBO Nordics |
hbonordic SE |
DRTV |
tv4play |
La Sexta |
ARD |
Twitch |
ORF |
TVP Sport |
アクセス制限を突破:Netflix(アメリカ、イギリス、日本、ほか14か国のライブラリ)
PIAでアメリカ東のストリーミング専用サーバーに接続したところ、アメリカ版Netflixに容易にアクセスできました。ドラマ『イン・ザ・ダーク』を読み込むのに3秒しかかからず、すぐに再生されました。
遠くのサーバーだと読み込みがかなり遅くなり、遅延が発生しました
アメリカのほかに、下記の国のNetflixにもアクセスできました。
オランダ |
イギリス |
日本 |
カナダ |
ドイツ |
フランス |
オーストラリア |
ブラジル |
イタリア |
デンマーク |
スウェーデン |
イスラエル |
フィンランド |
スペイン |
メキシコ |
インド |
ストリーミング専用サーバーに接続しなくても、Netflixライブラリのアクセス制限は突破できます。Netflix専用サーバーは日本やアメリカ、イギリス、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、イタリアに設置されており、一般サーバーより快適に動画を視聴できるそうですが、違いは感じられませんでした。
むしろ、一般サーバーのほうがうまくいくことも多かったのです。海外から東京のストリーミング専用サーバーに接続しても日本版Netflixにアクセスできませんでしたが、東京の一般サーバーだと一発でアクセス制限を突破できました。
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アクセス制限を突破できる:Disney+
PIAなら、とても簡単にDisney+を見られます。Disney+はすぐに表示され、ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』を見られました。
3秒程度でエピソードが再生されました
高画質でドラマを視聴でき、アメリカ東のストリーミング専用サーバーで遅延やバッファは発生しませんでした。
アクセス制限を突破できる:Hulu
Huluは、ストリーミングサーバーに接続しなければアクセスできませんでした。シアトルやニューヨーク、モンタナの一般サーバーはブロックされてしまったのです。ChromeやMicrosoft Edge、Firefoxを使ってもうまくいきませんでした。
アクセス制限を突破すると、『Difficult People』を快適に視聴できました
ストリーミングサーバーに切り替えると動画はスムーズに再生され、途切れたりカクカクしたりすることはありませんでした。
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アクセス制限を突破できる:Amazonプライムビデオ
PIAでアメリカ版Amazonプライムビデオを見られるのはストリーミング専用サーバーだけでした。シアトルやニューヨーク、デンバーの一般サーバーも試したのですが、ブロックされてしまいました。
『Crash Course』を2話見たのですが、すぐに再生されました
アメリカ版以外で視聴できたのは、イギリス版Amazonプライムビデオだけでした。残念ながら、日本版プライムビデオなど、コンテンツが多い国のライブラリにはアクセスできませんでした。東京のストリーミング専用サーバーと一般サーバーを両方試したところ、VPNを使っていることが検出されてしまったのです。
アクセス制限を突破できる:HBO Max
やや大変だったものの、HBO Maxにもアクセスできました。一般サーバーはブロックされており、アメリカ東のストリーミング専用サーバーでもアクセスできませんでした。
スムーズに動画を視聴したい場合、OpenVPNプロトコルが一番です
一方、アメリカ西のストリーミング専用サーバーではうまくいきました。ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』を3話見たのですが、わずか5秒で次のエピソードが再生されました。
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アクセス制限を突破できる:BBC iPlayer
最初に試したロンドンの一般サーバーではうまくいかなかったものの、ロンドンのストリーミングサーバーだと簡単にBBC iPlayerのアクセス制限を回避できました。
スマホをミラーリングしても、遅延は一切ありませんでした
アクセス制限を突破すると動画はスムーズに再生され、各エピソードを6秒程度で読み込めました。
アクセス制限を突破できる:ITV
ITVも、ロンドンのストリーミング専用サーバーでしか見られませんでした。
ITVがすぐに表示されました
ロンドンとマンチェスターの一般サーバーも試したのですが、アクセスできませんでした。
アクセス制限を突破できる:ESPN+
ESPN+にアクセスするのは少し手こずりました。アメリカ西のストリーミング専用サーバーしかうまくいかず、何度か再接続しなければならなかったのです。
ESPN+を視聴した際、遅延がかなり気になりました
アクセス制限を突破できる:Kodi、Crunchyroll、Peacockなど
Private Internet Accessなら、KodiやPopcorn Timeも見られます。Kodiは無料で使えるアプリで、すべてのデバイスで簡単にコンテンツをストリーミングできるようになります。ただ、コンテンツを違法に配信しているプラットフォームにもアクセスできることに注意しましょう。当社は違法行為を容認しているわけではありません。Kodiで見るのは、著作権で保護されていないコンテンツだけにしてください。
Popcorn TimeはP2Pストリーミングを可能にする人気のKodiアドオンです。Popcorn Timeで著作権切れの映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を見ようとしたところ、シーダーが少なかったので読み込むのに数分かかりましたが、問題なく再生できました。
ほかにも、PeacockやParamount+、CrunchyrollなどのVODサービスのアクセス制限も回避できました。Twitchも見られます。ラスベガスサーバーに切り替えたところ、音楽プロデューサー「Decap」のライブ配信をすぐに視聴できました。
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アクセス制限を突破できない:Sky Go、DAZN
数回試したものの、Sky GoとDAZNのアクセス制限はどうしても回避できませんでした。ほかのサーバーに切り替えてもうまくいかなかったのです。そこで、Private Internet Accessのライブチャットサポートに解決方法について問い合わせました。
ストリーミングできるようにする方法も教えてもらえませんでした
サポート担当者は詳しい情報や解決方法を教えてくれませんでした。ストリーミングについて何度か問い合わせたのですが、アクセス可能な動画配信サービスが掲載されたページのURLが送られてくるばかりで、質問に答えてもらえなかったのです。さらに、検証では一覧に掲載されていないサービスにもアクセスできましたから、アクセスできるサービスがすべて掲載されているわけではないようです。結局、動画配信サービスにアクセスできるサーバーを自分で試行錯誤しなければなりませんでした。
PIAで多数のサービスにアクセスできたのは感心しましたが、他社VPNのほうが確実にアクセス制限を突破できます。例えば、ExpressVPNなら、PIAより簡単に制限を突破できるサーバーが見つかりますし、遠くのサーバーでも動画はすぐに再生されます。
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スピード:近距離サーバーは高速、長距離サーバーは速度低下が目立つ
9.8
Private Internet Accessで近くのサーバーに接続すればかなり高速ですが、遠くのサーバーだと速度低下が気になります。スピードテストはWindowsのノートパソコンで実施し、アプリの設定でプロトコルは「OpenVPN UDP」、暗号化は「128ビット」を選びました。OpenVPN UDPはほかのプロトコルより高速で、なおかつ安全も確保できます。
プロトコル |
平均速度 |
OpenVPN UDP |
31.85 Mbps |
OpenVPN TCP |
19.43 Mbps |
WireGuard |
29.76 Mbps |
PIAの自動接続機能を使うと、最速のサーバーに接続されます。うまくいったので感心しました。実際に試したところ、イギリスのサウサンプトンサーバーに接続されました。マンチェスターとロンドンのほうが近いので、「本当に最速のサーバーに接続されたのだろうか」と疑問に思ったのですが、スピードテストでサウサンプトンのほうが速いことが分かりました。
全体的に、PIAはとても高速です。近距離サーバーだと速度は平均で10%低下しました。VPNに接続すると10~20%程度の速度低下は当たり前なので、すばらしい結果と言えます。
遠くのサーバーでは、49%も低下してしまいました。それでも平均ダウンロード速度は37.22 Mbpsで、動画の視聴やブラウジングにはあまり影響しませんでした。ただ、もともと通信が遅い場合(25Mbps前後)、49%も低下すると遅く感じられるはずです。
遠くのサーバーのほうが通信速度が低下しましたが、それでもHD画質で動画を視聴するのに十分なスピードです
距離によらず、サーバーにすぐに接続されます。平均すると、近いサーバーは3秒、遠いサーバーは5秒で接続が確立されました。
Private Internet Accessを利用してWeb会議にも参加できます。Zoomの映像と音声はわずかに遅れたものの、VPNを使っていないときとほぼ同じでした。
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近距離サーバーの検証結果
最初のスピードテストで自動接続ボタンをクリックしたところ、イギリスのサウサンプトンサーバーに接続され、ダウンロード速度は6%低下しました。
PIAの近距離サーバーでは、いつもUltra HD画質で動画を見られました
VPNに接続していない状態での通信速度はこちらです。
VPN接続なし(イギリスのグラスゴーで検証)
Ping(ms) |
23 |
ダウンロード速度(Mbps) |
72.97 |
アップロード速度(Mbps) |
18.45 |
VPNに接続してもPing値は4msしか上昇しませんでした。これはすばらしい結果です。ダウンロード速度も6%程度しか低下せず、ストリーミングとブラウジングにはまったく影響しませんでした。
イギリス、サウサンプトンに接続
Ping(ms) |
27(17%上昇) |
ダウンロード速度(Mbps) |
68.72(5%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
17.01(8%低下) |
次に、約1,000キロ離れたフランスサーバーに接続します。Ping値は低いままで、アップロード速度もほとんど変化しませんでしたが、ダウンロード速度は20%近く低下しました。
フランス、パリに接続
Ping(ms) |
33(43%上昇) |
ダウンロード速度(Mbps) |
59.53(18%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
17.60(5%低下) |
次に、2,663キロ離れたストックホルムサーバーを試します。パリサーバーのほうが1,500キロ以上近いものの、ダウンロード速度はストックホルムのほうが高速で、7%しか低下しませんでした。Ping値は52msで、かなり高くなりましたが、この数値でもラグなしでゲームを遊べます。
スウェーデン、ストックホルムに接続
Ping(ms) |
52(126%上昇) |
ダウンロード速度(Mbps) |
67.78(7%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
27.67(50%低下) |
まとめると、Private Internet Accessの近距離サーバーはかなり高速であることが分かりました。最速の通信になるよう、自動接続機能を使うことをおすすめします。
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長距離サーバーの検証結果
距離が6,000キロ以下のサーバーなら、PIAを利用しても大幅な速度低下は見られませんでしたが、長距離サーバーは速度があまり一貫しません。7,157キロ離れたシアトルサーバーに接続しても速度は9%しか低下しませんでした。しかし、Ping値がかなり高くなってしまい、ゲームには向きません。
アメリカ、シアトルに接続
Ping(ms) |
183(695%上昇) |
ダウンロード速度(Mbps) |
66.12(9%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
17.50(5%低下) |
6,396キロ離れたアトランタサーバーを試したところ、通信が遅くなりました。VPNに接続する前と比べ、ダウンロード速度が33%も低下したのです。これは残念です。参考までに、ExpressVPNでアトランタサーバーに接続しても5%しか遅くなりませんでした。
アメリカ、アトランタに接続
Ping(ms) |
114(395%上昇) |
ダウンロード速度(Mbps) |
48.90(33%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
17.32(6%低下) |
東京サーバーとの距離は9,244キロですが、かなり減速してしまいました。極端な速度低下はこのサーバーが初めてです。通信速度は85%も低下し、ラグがかなり気になりました。また、ストリーミングしたところ、動画の読み込み時間が長くなりました。
日本、東京に接続
Ping(ms) |
283(1,130%上昇) |
ダウンロード速度(Mbps) |
11.00(85%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
16.63(10%低下) |
メルボルンサーバーは現在地から16,932キロも離れていますが、東京サーバーより若干速いことが分かりました。Ultra HD画質で動画を視聴できるスピードではないものの、Netflixで再生が途切れることはあまりありませんでした。
オーストラリア、メルボルンに接続
Ping(ms) |
263(1,043%上昇) |
ダウンロード速度(Mbps) |
14.91(80%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
16.20(12%低下) |
Private Internet Accessで長距離サーバーに接続すると通信速度はかなり低下します。また、結果が一貫しないケースもいくつかありました。遠くのサーバーでも高速VPNはこちらをご覧ください。
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PIAはゲームに適した速度ですか?はい。ただし、長距離サーバーはゲームに向きません
9.0
近距離サーバーならオンラインゲームを快適にプレイできますが、遠くのサーバーでゲームをすることは不可能です。Pingが33msのフランスサーバーで「ライズオブエンパイアズ: 氷と炎」をプレイしてみました。
VPNに接続していない状態では10秒でゲームを読み込めましたが、VPN接続後は1分かかりました。それでも、ゲームの読み込みが完了すると、問題なくプレイできました。
スムーズなゲームプレイにはOpenVPNプロトコルが最適です
次に、アトランタとシアトルのサーバーを使ってみます。5分経ってもゲームを読み込めませんでした。PIAでゲームをしたい場合、近くのサーバーを選ぶしかありません。
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サーバーネットワーク:VPN業界最大級
9.6
PIAは世界中に膨大な数のサーバーを構えているため、日本から海外コンテンツ、海外から日本のコンテンツを閲覧できるようになります。
PIAは29,650台のサーバーがあります。驚異的な数ですが、設置国数は91か国だけであることに留意しましょう(日本にもサーバーがあります)。サーバー数はPIAより少なくても、設置国数が多いVPNはいくつかあります。例えば、CyberGhostは100か国に9,561台、ExpressVPNは105か国に3,000台のサーバーを構えています。
ExpressVPNとCyberGhostと同様、PIAのサーバーはすべてRAMのみで動作しているので、プライバシーが強化されています。通常のサーバーだとハードドライブにデータが書き込まれるため手動で消去しなければなりませんが、RAMサーバーは再起動されるたびにすべてのデータが自動的に消去されます(スイッチを切るだけでデータが消えるようなイメージです)。
北米のサーバーは53台ありますから、アメリカのコンテンツにアクセスしたい場合はPIAがおすすめです。アメリカのほかにも、多数の国にサーバーが設置されています。PIAのサーバーネットワークは次のとおりです。
大陸 |
サーバー設置国数 |
アジア |
23 |
アフリカ |
5 |
ヨーロッパ |
46 |
北米 |
58 |
南米 |
6 |
オセアニア |
4 |
サーバーが多いと1台のサーバーにユーザーが集中しにくいため、速度低下を避けられます。また、多数のユーザーが同じIPアドレスを使うことも少ないので、動画配信サービスにVPNのIPアドレスであることを検出されにくくなります。近くにサーバーが設置されている可能性も高く、高速通信が期待できます。
PIAなら、専用IPアドレスを取得することも可能です。自分だけが使えるIPアドレスなので、何度もCAPTCHA認証を突破しなければならなかったり、不正アクセスと見なされたりするのを防げます。月額5ドルで、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ドイツの専用IPアドレスを取得できます。それほど高くありませんが(CyberGhostの専用IPと同価格)、より多くの国の専用IPアドレスが利用できればさらに良いと思います。
PIAのサーバーロケーションはこちら >>
PIAは仮想ロケーションを使用していますか?はい
Private Internet Accessは80か所に仮想サーバーを構えています。サーバーは145か所に設置されていますから、サーバーネットワークの50%を仮想ロケーションが占めることになります。私は仮想サーバーでも構わないので大した欠点ではないと思いますが、仮想サーバーを使いたくない場合、物理サーバーだけ提供しているVPNも存在します。
アプリの設定から仮想サーバーを非表示にすることも可能です。「Show Geo-located Regions」をオフに切り替えましょう。
仮想ロケーションに接続すると、通信が遅くなる場合があります。サーバーは表示されている国とは違う国に位置しているので、思ったより遠いとデータの移動距離が長くなってしまうのです。
仮想ロケーションのメリットは、物理サーバーを安全に設置できない国のサーバーが使えるようになること。以前、PIAはブラジルとロシアに物理サーバーがあったのですが、プライバシーに関する懸念により撤去されています。現在もブラジルとロシアのロケーションは利用可能ですが、物理サーバーではなく仮想サーバーです。
サーバーの隣に、レイテンシとお気に入り登録ボタンも表示されます
Private Internet Accessは全サーバーを所有しているため、第三者がユーザーデータを扱う心配はありません。このことはPIAのカスタマーサポートに確認してあります。他社VPNの場合、少なくとも一部のサーバーの管理を外部企業に任せていることが多く、すべてのサーバーを借りているケースもあります。また、PIAが所有しているDNSサーバーを使うこともできます。サーバーにここまで投資しているのはすばらしいですし、Private Internet Accessが利用者のデータを守ることに真剣な姿勢がうかがえます。
リスクなしでPIAをお試しください >>
セキュリティ:安全で、カスタマイズ可能な設定も
9.8
Private Internet Accessは強力なセキュリティ機能があり、必要に応じて調整できます。複数の暗号化水準とプロトコルが利用可能で、組み合わせを自由に選べるのです。スプリットトンネリングとキルスイッチも備わっています。パケットサイズの大小も選べますが、私は「自動」を選んでいます。接続が不安定なときはパケットサイズを変更すると解決できる場合がありますが、PIAのサーバーで接続トラブルは一度も発生しなかったので、変更する必要はありませんでした。
Private Internet Accessのアプリはすべてオープンソースなので、安全であると言えます。アプリのソースコードが公開されており、第三者がいつでも検証・更新して、安全を確保できるということです。Whitehat Security Alert(ホワイトハット・セキュリティ・アラート)制度も気に入りました。Private Internet Accessのバグを発見したら報酬を受け取れるバグバウンティー制度です。脆弱性を発見したらだれでもVulnerability Disclosureフォームを通して報告できます。アプリがスムーズに動作するように、より多くの人々が協力しているわけです。最後に、PIAはすべてのデータ漏えいテストに合格しました。
強固な暗号化
Private Internet Accessは軍レベルの256ビット暗号化で通信を守るので、データの盗聴は不可能となります。OpenVPNプロトコルのデフォルト設定は128ビット暗号化ですが、256ビット暗号化に切り替えることをおすすめします。スピードテストを行ったところ、128ビットでも256ビットでも速度に違いは感じられませんでした。最高水準の暗号化を選んで、できるだけ安全な状態にしましょう。WireGuardプロトコルの場合、暗号化水準は256ビットのみです。
暗号化水準は速度に影響しませんでした。256ビット暗号化がおすすめです
以前はハンドシェイクやデータ認証の設定を変えられたのですが、現在は変更できなくなっています。互換性の問題を解決してVPNの安定性を改善するために、Private Internet Accessはこれらの設定オプションを廃止したのです。上級ユーザーにとっては残念ですが、大した問題ではないでしょう。デフォルトでもっとも安全な設定になっているので(GCM暗号化とRSA-4096証明書)、通信はしっかり保護されます。暗号化水準はOpenVPNとWireGuardの両方で256ビット暗号化が利用可能です(前述のとおり、OpenVPNはデフォルトで128ビット)。TCPとUDPの両方でそれぞれ4つのリモートポートが利用可能です(TCPは8443、853、443、80。UDPは8080、853、123、53)。また、PIAクライアントにローカルポート番号を入力することもできます。
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データ漏えいテストの結果:合格
DNS、WebRTC、IPアドレスの漏えいは検出されませんでした。4か所の仮想ロケーションと6台のベアメタルサーバーに対して漏えいテストを実施したのですが、機密情報は一切漏えいしていませんでした。今回実施した漏えいテストは、アクセスしたサイト側に対して公開されるIPアドレスを調べるものです(データを盗もうとする悪質な部外者も、このIPアドレスを簡単に調べられます)。
PIAに接続中、実際のIPアドレスは公開されませんでした
漏えいテストで表示されたのは、VPNのIPアドレスだけでした。
オープンソースアプリ
PIAのアプリはすべてオープンソースとなっています。脆弱性がないかだれでもチェックできますから、安全性が高いと言えます。ソースコードを公開していることから、インターネットセキュリティが心配な利用者に対する透明性を重視していることがうかがえます。
確かなキルスイッチ
VPNとの接続が切れた場合、キルスイッチがインターネット通信をブロックします。これにより、実際のIPアドレスが流出したり、ハッカーにデータを盗難されたりするのを防げますから、安全とプライバシーを守るのに必須でしょう。試しに、ブラウザを開いたままサーバーを切り替えたところ、VPNとの接続が確立されるまでページは表示されませんでした。キルスイッチが動作した証拠です。無効にすることもできますが、常にオンにしておくことをおすすめします。VPNに接続されるまですべての通信をブロックする高度なキルスイッチ(Advanced Kill Switch)もあります。
Advanced Kill Switchを有効にすると、VPNに接続されるまですべての通信がブロックされます
この機能はWindows、Mac、Linux、Android、iOSデバイスで利用可能です。
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スプリットトンネリングで通信経路を変更
スプリットトンネリングは、一部の通信だけVPNトンネルを経由させる機能です。ほかの通信は通常の接続を通して行われます。例えば、銀行アプリの通信をVPNから除外すれば、口座が凍結されるのを防げます。
「国内のニュースサイトを閲覧しながら海外のNetflixを見たい」というときに役立ちます
Windows、Mac、Linuxで利用でき、AndroidデバイスでVPNから除外できるのはアプリの通信だけです(サイトの通信は除外できません)。Androidアプリではアプリごとの設定(Per App Settings)にスプリットトンネリング機能があります。現在、iOSデバイスでは使えません。
プロトコル:3種類の高性能プロトコルが利用可能
OpenVPNとWireGuardは全アプリで利用可能です。どちらも強力ですが、より多くのプロトコルに対応しているVPNもあります。プロトコルとは、VPNがどのように通信を暗号化するか定める規約のことで、OpenVPNが一番安全です。OpenVPNはオープンソースなので、脆弱性がないか絶えずチェックされています。
WireGuardのほうが速い場合もありますが、今回のスピードテストではOpenVPNのほうが高速でした。WireGuardとOpenVPNのほかに、iOSアプリではIPsec(IKEv2)も利用可能です。比較的古いプロトコルで、ほかより速い場合もありますが、安全性が低いのでおすすめしません。
MACE広告ブロッカー:一部の広告しかブロックされない
PIAの広告ブロッカーは、すべての広告を消せるわけではありません。PIAのアプリにはMACEでトラッカーやマルウェア、広告をブロックできると書かれています。複数のサイトで実力を試したところ、確かに一部の広告は非表示になりましたが、ブロックされない広告も結構ありました。
YouTubeの広告はブロックできません
サイトやアプリをホワイトリストに登録できないのも残念です。また、YouTubeの動画内広告はブロックできませんから、ほかの広告ブロッカーを使ったほうがよいでしょう。
InBrowser:モバイル向けの高速なプライベートブラウザ
Private Internet Accessは「InBrowser」という独自のプライベートブラウザも提供しています。AndroidとiOSでのみ利用可能です。TORネットワークに対応しており、ログオフするたびに履歴やクッキー、セッションデータが削除されます。
iOSデバイスでPIAの拡張機能とInBrowserは利用できませんが、Safari向け広告ブロッカーが利用可能です
スマホでInBrowserを使ったところ、いつも使っているブラウザより2倍の速さでした(Chromeは22.81 Mbps、InBrowserは46.49 Mbps)。ここまで速いのは衝撃的です。一般的に、プライベートブラウザは実行する拡張機能が少ないので、通常のブラウザより若干速い傾向があります。Chromeの通常のウィンドウと速度を比較したところ、Chromeのシークレットモードでは平均で17%しか改善されなかったのに対して、InBrowserだと102%も速くなりました。追加特典としてInBrowserを提供しているのは良いですが、VPNと併用すべきでしょう。InBrowserが保護するのはブラウザの通信だけであり、VPNのようにデバイスのすべての通信を暗号化するわけではないからです。
Identity Guard(アイデンティティ・ガード)
PIAは、メールアドレスが漏えいした場合に知らせる機能も提供しています。クライアントサポートパネルで「アイデンティティ・ガード」タブを開くと確認できます。メールアドレスを定期的に調査し、安全が脅かされた場合にメールで通知を受け取るように設定できます。
プライベートDNSサーバー
Private Internet Accessは、独自のDNSサーバーも提供しています。プロバイダではなくPIAにDNSリクエストを処理してもらうことで、セキュリティを強化できるのです。通常、プロバイダはDNSクエリを保存し、この情報を第三者と共有する場合があります。しかし、DNSクエリはIPアドレスと紐づけられていますからで、個人を特定される可能性があるのです。WindowsクライアントでカスタムDNSを設定することもできますが、PIAのDNSサーバーを利用するほうが安全です。
PIAでデバイスを保護しましょう >>
プライバシー:ノーログポリシーを守っていることが実証済みですが、本拠地はアメリカ
9.6
Private Internet Accessはログを保持していますか?いいえ
Private Internet Accessは、個人を特定できる情報を一切保存していません。保存されるのはメールアドレス、支払い情報、州・郵便番号(納税のため)、匿名化されたデータ(サービス改善のため)のみです。プライバシーを優先したい場合、使い捨てメールアドレスで加入し、仮想通貨で支払うと良いでしょう。また、PIAは顧客情報を絶対に売却ないと明言しています。
PIAがプライバシーポリシーを守っていることは、裁判事例で証明されています。2016年にFBIが特定のユーザーについて情報提供を求めたのですが、Private Internet Accessはアクティビティデータを一切保存していないので、応じられませんでした。同様に、2016年にロシア政府がPIAのサーバーを押収した際も、個人を特定できるデータは発見されませんでした。その後、PIAはロシアのVPNサーバーをすべて撤回しています。2018年には、アメリカ政府が特定のユーザーの情報提供を求めました、PIAが共有できるデータは一切なく、ノーログポリシーを守っていることが証明されました。
サービス提供と税法を遵守するために必要なデータしか収集していません
独立監査済み
2022年6月、独立監査法人であるデロイト社はPIAのノーログポリシーの検査を行いました。その結果、PIAのサーバー構成が社内のプライバシーポリシーに準拠し、ログを保持しておらず、ユーザーの特定やアクティビティの追跡が不可能であることが確認されました。つまり、PIAのサーバーにはオンラインアクティビティの記録が一切残らないということです。
さらに、PIAのネットワークアーキテクチャはデータ保持を防ぐように設計されています。PIAは、RAMのみを使用したサーバーでサービスを提供しています。従来的なサーバーとは違い、ハードディスクではなくRAMモジュールを使用したサーバーで、定期的に再起動される仕組みになっています。サーバーが再起動されるとすべてのユーザーデータが消去されます。データが一切残らない環境が整っているため、個人情報を共有するのは不可能なのです。
所有者と会社の歴史
Private Internet Accessは、Kape Technologiesという企業が所有しています。以前、同社はCrossriderという会社名でモバイル広告やブラウザ拡張機能の開発分野で事業を展開していましたが、2018年に同社のソフトがハッカーに悪用され、批判を浴びました。一部のダウンロードファイルにアドウェアが含まれていたのです。
しかし、社名変更後は広告分野の事業を終了し、現在はVPNに重点を置いています。Kape Technologiesは、PIAのほかにもCyberGhostとExpressVPNという信頼性の高い2つのVPNを所有しています。また、PIAのアプリを検証したところ、マルウェアは一切検出されませんでした。
親会社にかかわらず、Private Internet Accessは10年以上にわたって信頼されてきたVPNサービスです。電子フロンティア財団やクリエイティブ・コモンズなど、インターネットの自由を守る非営利組織を支援しています。また、Private Internet Accessがプライバシーポリシーを守っていることは裁判で実証されていますから、責任を持ってデータを取り扱ってくれると自信を持てます。
本拠地はアメリカ
Private Internet Accessはアメリカに本拠を置いています。プライバシー保護の観点では好ましくありません。アメリカは5・9・14アイズ同盟を立ち上げた国の1つなのです(ファイブアイズ、ナインアイズ、フォーティーンアイズとは、不審人物の情報共有を約束した多国間協定のこと)。
とは言え、Private Internet Accessは監査済みのしっかりしたノーログポリシーがあり、ポリシーを守っていることが何度も実証されています。創業から10年以上たっていますが、利用者を特定できる情報を保存・共有したことは一度もありませんから、安心してデータを託せます。
今すぐPrivate Internet Accessをお試しください
Torrent:すべてのサーバーで高速ダウンロード
9.0
Private Internet Accessに接続したところ、P2Pネットワークを利用してファイルを超高速でダウンロードできました。試しに、映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のTorrentをダウンロードしました。700MBのファイルだったのですが、10分以内でダウンロードが完了しました。
700MBのファイルを10分以下でダウンロードできました
ポートフォワーディングを利用すると、大幅な速度改善が期待できます。より多くのシーダーに繋がるのです。ポートフォワーディングをオンにした結果、ダウンロード速度が2倍に改善されました。一方、アップロード速度は3kB/s以下で、VPNに接続する前とほとんど変わりませんでした。ポートフォワーディングを使うとNATファイアウォールを突破できますから、サイトのアクセス制限を回避するためにも役立ちます。
ネットワーク設定画面にあります
SOCKS5プロキシも使えますが、おすすめしません。PIAでプロキシを使うと、データはプロキシに送信されてからVPNトンネルを通ることになります(この仕組みをダブルホップと言います)。結果的に通信がかなり遅くなってしまうのです(検証では91%も低下しました)。プロキシに直接接続できたとしても、通信は暗号化されないので安全ではありません。
PIAの全サーバーでTorrentが可能で、帯域使用量は無制限となっています。他社VPNの場合、一部のロケーションしかTorrentに対応していないことが多いので、すばらしいですね。BitTorrentやDeluge、uTorrent、Transmissionなどでファイルをダウンロードでき、MACE広告ブロッカーがトレントソフトの広告をブロックしてくれました。頻繁にTorrentを利用したい場合はPIAがおすすめです。
なお、当社は違法行為を容認しているわけでありません。P2Pサービスを利用して著作権切れのファイルを共有するのはほとんどの国で合法となっていますが、Torrentを始める前にお住まいの国における法令を確認してください。
PIAで安全にTorrentを利用しましょう
Private Internet Accessは中国で使えますか?はい
Private Internet Accessは中国で使えます。以前は使えなかったのですが、カスタマーサポートに問い合わせたところ、現在は使えるそうです。2019年に香港でブロックされた時期があったのですが、PIAはすぐに対処し、現在は使えるようになっています。
カスタマーサポート担当者によると、中国で使うには設定を変えなければならない場合があるそうです
PIAのサポート記事を見ると、中国ではWireGuardプロトコルが推奨されています。WireGuardでうまくいかない場合、OpenVPNアプリを通して接続してみましょう。最後の手段として、手動で設定ファイルを生成する方法があります。
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