VPNとは?必要性は?初心者にもわかりやすく解説│2023年
VPN(仮想プライベートネットワーク)とは、ネット上で安全とプライバシーを強化するためのシンプルなアプリです。VPNは、オンラインアクティビティのログを独自のプライベートサーバーに送信するものなのです。この過程でデータが暗号化され、読み取り可能な個人情報(位置情報、ブラウジングアクティビティ、閲覧に関する嗜好など)が隠されます。
セキュリティ対策やプライバシー保護のほかにも、VPNの活用シーンはたくさんあります。多くのユーザーは、地域限定コンテンツを閲覧するためにVPNを使っています。例えば、アメリカにあるVPNサーバーにデータ通信を経由させると、日本にいながらアメリカでしか利用できないアプリやサービス(アメリカ版Huluなど)にアクセスできるようになります。
ネット検閲があまりにも厳しい国に住む人々は、VPNで位置情報を隠さなければGoogleやFacebookなどにアクセスできません。
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- CyberGhost:目的別にVPNサーバーがタグ付けされているので、とても簡単に使い始められます。ただ、短期プランは割高です。
- Private Internet Access:世界中に数千台のサーバーがあり、海外コンテンツに簡単にアクセスできます。しかし、本社はアメリカにあり、プライバシー保護に適した国とは言えません。
VPNの必要性
インターネット上には、プライバシーとセキュリティを脅かす危険が蔓延しています。特に心配なのは、あなたのデータを狙う悪質な組織です。個人情報を収集されたり、ネットの利用状況を追跡されたり、接続を傍受されたりする恐れがあります。また、特定のサイトがアクセス禁止になっているネットワークもあり、ネットの自由が著しく妨げられてしまいます。
ネット上でプライバシーとセキュリティをしっかり守るには、VPNが有用です。プライバシー侵害を防げるほか、サイトのアクセス制限も回避できます。また、通信が暗号化されるため、GoogleやFacebook、インターネットサービスプロバイダ(ISP)などにネット上の動きを追跡されません。有料ですが、お金を投じる価値は間違いなくあります。
では、VPNの必要性をご紹介しましょう。
VPNはすべてのデータを暗号化する
VPNのプライベートサーバーと接続すると、通信が暗号化されます。データは解読不能になり、あなたがネット上で何をしているか部外者に見られなくなるわけです。ほとんどのVPNは軍レベルの暗号化を採用していますから、オンラインアクティビティを他人に見られることは実質的に不可能となります。
データはでたらめな文字列に変換されるので、ISP(インターネットサービスプロバイダ)さえもブラウジング状況を監視したり、接続を傍受したりできなくなります。また、ゲームなど帯域使用量が多いアクティビティをしても、ISPに通信速度を制限されません。特に、公共Wi-FiではVPN接続で通信を守るのが大切です。ハッカーはいとも簡単に公共Wi-Fiに侵入できますから、VPNで対策しなければ、パスワードやクレジットカード番号などの個人情報を盗み取られるリスクがあります。
多くのVPNは、最も強力な暗号化水準「AES 256ビット暗号化」を採用しています。「256ビット」は暗号化キーの長さを示し、現在、256ビットが最長です。暗号化キーが長いほど、解読するのに時間がかかります。業界最大手のセキュリティ企業や政府組織なども、AES 256ビット暗号化で機密性の高いデータを守っています。
VPNは位置情報を隠す
VPNを使わなければ、実際のIPアドレスは丸見えで、部外者に現在地を特定されるリスクがあります。IPアドレスはネット上の電話番号のようなもので、他の個人情報と組み合わせることで、個人を特定され、サイバー攻撃の標的になりやすくなってしまいます。広告事業者はターゲティング広告を配信するためにIPアドレスを使っており、ISPに勝手にIPアドレスを保存・共有されたりすることもあります。
VPNは、実際のIPアドレスを別のIPアドレスに置き換えることで、プライバシーを守ってくれます。VPNを使えば、位置情報と個人情報を隠せるわけです。ただし、VPNを使っても違法行為は違法ですから、使用する際は十分注意しましょう。
VPNのその他のメリット
広告と悪質なサイトをブロックし、マルウェアの感染やトラッカーを防止するVPNもあります。通常、このような機能はVPNの設定画面で有効化できます。うっとうしい広告が表示されることなくYouTubeなどのサイトを楽しめるようになりますし、ハッカーや追跡から身を守れるので、トレントをダウンロードする際に便利です。
もう1つのメリットは、Netflixなどの地域制限を回避できることです。動画配信サービスは、IPアドレスから取得した位置情報をもとに異なるコンテンツを配信しているため、IPアドレスを変えれば普段とは違うコンテンツが見られるようになります。海外旅行中に日本のドラマを見たい場合に活躍します。
VPNを使うと、世界中のゲームサーバーにアクセスできるようになり、地域限定ゲームのブロックも解除できます。さまざまなプレーヤーと対戦できるようになりますから、より楽しくゲームできます。お住まいの地域で利用できないゲームパックやボーナスもゲットできるようになります。
VPNはネット規制やネットワークのファイアウォールを回避し、ネットの自由を取り戻すためにも役立ちます。なかには、中国のグレートファイアウォール(金盾)を回避できるVPNも。難読化機能やプロトコルでVPN接続が隠され、ファイアウォールをすり抜けることができます。
VPNで安全を守れる仕組みは?
VPNの主な役割は、通信を暗号化し、IPアドレスと位置情報を隠すこと。優れたVPNを使えば、ネット通信と個人情報の安全を確保できますが、きちんとセキュリティ対策できるようにするためには、次のようなプライバシー・セキュリティ機能があるVPNを選びましょう。
厳格なノーログポリシー
VPNはあなたのオンラインアクティビティをすべて見ることができますから、プライバシー保護に真剣に取り組んでいるVPNを選ぶ必要があります。もっとも重要なプライバシー機能は、VPNがあなたのデータを追跡・収集しないことを保証する厳格なノーログポリシーです。ログを絶対に保持しないという方針があれば、政府機関などにデータ開示を請求されたり、サーバーの安全が脅かされたりしても、データが危険にさらされる心配はありません。
多くのVPNはノーログVPNであると主張していますが、実際にログを保持していないVPN企業はごく少数です。最も信用されているVPNは、定期的にセキュリティ企業による独立監査を受け、プライバシー方針に沿って運営されていることが実証されています。VPNプロバイダが「データのプライバシーを守る」という約束を守っていることが確認できるのです。
もう1つ検討したいことは、VPNの本拠地です。VPN事業者は、本拠地のデータ保持法を守る義務がありますから、プライバシー保護法があり、14アイズ同盟の非加盟国に本社を置いているVPNを選ぶのがベストでしょう。そうすれば、政府がデータ開示を請求しても、VPNは応じられません。
データ漏洩対策
ソフトウェアには脆弱性がつきものですから、VPNに接続しても、DNSリクエストやIPアドレスが漏洩するリスクはゼロではありません。VPNはIPアドレスやDNSを隠すはずですから、このようなデータが流出したらVPNを使う意味がなくなってしまいますね。安全性が高いVPNは、DNS・IPアドレスの漏洩を防止する「データ漏洩対策システム」が内蔵されています。
DNS・IPアドレスが漏洩していないか確認するには、VPNサーバーに接続後、ipleak.netなどのサイトにアクセスしましょう。デバイスに紐付けられているIPアドレスが数秒で表示されます。VPNのIPアドレスだけが表示されれば、データは完全に保護されていることが分かります。
キルスイッチ
VPNは、デバイスとサーバーの間に暗号化されたトンネルを構築してデータを守ります。データが保護されるのはVPNサーバーと接続されている間だけなので、接続が切れたり、サーバーを切り替えたりした際にプライバシーが脅かされることがあります。キルスイッチとは、VPNで接続トラブルが発生した際、ネット通信を自動的に遮断する機能のことです。プライバシーを守る、いわば最後の防衛策なのです。
キルスイッチが有効になっていれば、VPNに再接続されるまでネット通信は再開しません。トレントをダウンロードしたり、保護されていない公共Wi-Fiを利用したりする際に特に重要な機能です。
なお、キルスイッチはデフォルトで有効になっているとは限りませんから、VPNの設定メニューでオンになっているか確認しましょう。キルスイッチは、ネットワークを切り替える際にネット通信を停止するため、公共Wi-Fiで安全を守るためにも役立ちます。
高度なセキュリティプロトコル
プロトコルとは、デバイスとVPNサーバー間でデータがどのように送受信されるか決めるルールのことです。安全性と安定性はプロトコルによって違います。高品質VPNはさまざまなプロトコルに対応していますから、スピードとセキュリティのバランスを考えて選びましょう。高性能プロトコルもありますから、それぞれの特徴を知った上で適切なものを選ぶのがポイントです。
安全なものから順に、よくあるプロトコルをご紹介しましょう。
- OpenVPN
安全性と安定性が高いことで有名なオープンソースのプロトコルです。「オープンソース」とは、ソースコードが一般公開されていることを意味します。だれでもソースコードを検証し、修正を提案できるので、安全性が常に改善されています。OpenVPNでは、データは終端間で暗号化されます。暗号化キーを持っているのは送信者と受信者だけであるということです。また、アップグレードと改善が定期的に行われているのも、安全性が高い理由の1つです。以上のような理由から、OpenVPNはとても人気があります。 - WireGuard
WireGuardもオープンソースです。安全性はOpenVPNとほぼ同じですが、より高速なので、ストリーミングやゲーム、ビデオ通話におすすめです。ただし、比較的新しいプロトコルなので、まだ発見されていない脆弱性があるかもしれません。 - IKEv2
安定したプロトコルで、速度はOpenVPNに匹敵します。安定性が高く、モバイルネットワークからWi-Fiに切り替える際もデータは保護されます。しかし、OpenVPNやWireGuardより安全性が低いので、上記のプロトコルが使えないときに選ぶと良いでしょう。 - SSTP
やや古いWindows向けプロトコルで、受信者と送信者しか通信を解読できないという点でOpenVPNと似ています。ファイアウォールを回避するのに適していますが、速度は素晴らしいとは言えません。 - L2TP/IPSec
古いプロトコルで、主にスマホで使用されています。通信は暗号化されず、低速なので、避けるべきでしょう。
Wi-Fiの保護
Wi-Fiの安全を強化するVPNもあり、公共Wi-Fiで安全を確保するのに役立ちます。外出中にインターネットを利用する場合、Wi-Fi保護機能は必須でしょう。カフェなどの公衆Wi-Fiを利用中も、データを守れます。
VPNは、公共Wi-Fiでも自宅のWi-Fiと同じようにデータを守るよう設計されていますが、一歩先を進んだ追加機能を内蔵したVPNもあります。例えば、公共Wi-Fiとの接続が検出されるとVPNに自動接続したり、保護されていないネットワークについて通知したりするVPNがあります。
VPNのデメリット
VPNにはデメリットもありますが、メリットの方が圧倒的に多いことをご理解ください。とは言え、VPNサーバーに接続する前に、VPNには次のようなデメリットがあることを知っておきましょう。
- 通信速度が低下することがある。
VPNを使うと通信が遅くなる理由は、データが暗号化され、遠隔のVPNサーバーに転送されるからです。通信が極端に減速するVPNもありますが、トップクラスのVPNなら大幅な速度低下はありません。 - プライバシーを脅かすVPNもある。
特に無料VPNは注意が必要ですが、「ログを記録していない」と嘘をついていた有料VPNも発見されています。セキュリティ企業による独立監査で、厳格なノーログポリシーを守っていることが実証されたVPNを選ぶようにしましょう。 - VPNはコストがかかる。
VPNはサブスクリプション制なので、定期的に課金されますが、月額料金は数百円程度なので、かなり格安です。また、通常は返金保証が適用されますから、実際にサービスを体験して、満足できなければ保証期間内に返金してもらえます。 - 低品質VPNはサーバーとIPアドレスが限られている。
サーバーネットワークが小規模で、インフラが古いVPNもあります。IPアドレスとサーバーをアップデートする予算がないVPNを使うと通信がかなり遅くなり、動画もほとんど見られません。ExpressVPNなどの一流VPNは常にネットワークを改善しています。VPNのIPアドレスがNetflixにブロックされてもExpressVPNは数日以内に新しいIPアドレスに置き換えてくれるので、動画を見られるようになります。 - 一部の国ではVPNが規制・禁止されている。
中国やロシア、イランなどの国では、VPNの使用が規制あるいは禁止されているため、現地でVPNを使うとトラブルに巻き込まれるおそれがあります。これらの国に旅行する予定なら、出発前にVPNをインストールしておきましょう。中国などではVPNのサイトへのアクセスも禁止されていますから、VPNに関する現地の法律を事前にチェックしましょう。
VPNの選び方
VPNに加入する際は、ネット上におけるニーズに合ったものを選びましょう。VPNはさまざまな使い方がありますから、必要な機能は目的によって異なります。とは言え、目的によらず、サポート体制と対応機器は必ず検討しましょう。カスタマーサポートに24時間年中無休のライブチャットで問い合わせられるのが理想です。また、どのようなデバイスでVPNを使いたいか考え、VPNサービスがそれらに対応していること、同時にすべてのデバイスで使えるように接続台数も十分であることを確認しましょう。
ここでは、VPNの選び方を目的別にご紹介します。ニーズに合ったVPNを選ぶ際に参考にしてみてください。
ストリーミングに適したVPNの選び方
ドラマや映画は国ごとにライセンス合意で保護されていますから、見られるコンテンツは地域によって異なります。ストリーミング向けVPNを使うと地域制限を回避できるので、お住まいの地域で利用できない動画配信サービスも見られるようになります(また、新しい地域限定コンテンツが見られるようになります)。
ストリーミングするためにVPNを使いたい場合、次のような条件を満たすVPNを探しましょう。
- 高速。
VPNは通信を暗号化するため、速度低下は避けられません。しかし、ストリーミング向けVPNなら、25Mb/秒以上のスピードが期待できます(UHD画質で動画を見るには25Mb/秒以上が必要です)。また、5Mb/秒以上なら、HD画質でストリーミングできます。 - 世界各国に多数のサーバーがある。
外国でしか配信されていないコンテンツを見るには、配信されている国にサーバーがあるVPNを使う必要があります。例えば、アメリカ版NetflixやHuluにアクセスするには、アメリカにサーバーがあるVPNが必要です。また、BBC iPlayerにアクセスしたい場合はイギリスのサーバーに接続しなければなりません。また、サーバー数が多いほど、回線が混雑しにくく、動画の読み込みが速くなります。 - ストリーミングデバイスに対応。
パソコンやタブレット、スマホだけでなく、Apple TVやスマートテレビ、Amazon Fire Stickなどのメディアプレーヤーでも使えるVPNを選びましょう。Smart DNS(スマートDNS)は、ゲーム機やスマートテレビで簡単に動画配信サービスのブロックを解除するのに役立ちます。 - ストリーミングに最適化されたサーバーがある。
一部のVPNは、動画の視聴に適したストリーミングサーバーを提供しています。ストリーミングサーバーは、特定の動画配信サービスにアクセスできるようにメンテナンスされています。VPNを初めて利用する方や、サーバー選びに時間をかけたくない方にぴったりです。
プライバシー保護・セキュリティ対策に適したVPNの選び方
ネット上で個人情報を守るには、優れたセキュリティ・プライバシー機能があるVPNが必要です。きちんと対策しなければ、ハッカーやサイバー犯罪者などの部外者に個人情報が丸見えになってしまいます。
また、ISPなどの第三者は、ネットの利用状況に関するデータを監視・収集できますから、匿名性を守ることも大切です。
プライバシーとセキュリティを優先したい場合、次のような機能に注目してVPNを選びましょう。
- 軍レベルの暗号化。
最強の暗号化標準である「AES-128ビット暗号化」または「AES-256ビット暗号化」を採用しているVPNを選びましょう。両方とも、部外者に解読されるのは実質的に不可能で、一流のセキュリティ組織も採用しています。256ビットのほうが安全です。 - ノーログポリシーを厳しく守っている。
VPN企業がノーログポリシーを守っていれば、ブラウジングアクティビティを記録されないことが保証されますから、プライバシー保護を強化できます。ただ、「ログを記録しない」と主張していても、実際はそうではないことが発覚したケースもあるため、ノーログポリシーを守っていることが独立監査で実証されているVPNを選びましょう。 - 高度なプロトコル。
VPN接続をカスタマイズできるので、必要に応じてセキュリティ対策を調節できます。安全なプロトコルとして、OpenVPN、WireGuard、IKEv2などが挙げられます。 - キルスイッチが備わっている。
キルスイッチは、VPNとの接続が突然切れたときに、誤ってデータが流出するのを防ぐ機能です。VPNが故障した場合の最後の防衛策であると言えます。サーバーを切り替える際も通信を守ります。 - 難読化技術を採用している。
通信を難読化サーバーに経由させると、VPNを使用していることが隠されます。VPN通信をブロックするファイアウォールを突破するのに便利です。 - DNS・IPアドレスの漏洩対策機能がある。
VPNソフトの故障によってDNSリクエストとIPアドレスが誤って公開されるリスクは常にあります。しかし、高品質VPNはデータ漏洩防止機能がありますから、DNSとIPアドレスの流出を防ぐことができます。
トレントに適したVPNの選び方
トレントでは、多数のユーザーとファイルを共有しますが、P2Pソフトから他のユーザーにIPアドレスを知られてしまうリスクがあります。IPアドレスから個人を特定されないようにするために、トレント向けVPNを使ってIPアドレスを隠しましょう。
ただし、VPNでトレントアクティビティを隠しても、著作権で保護されたファイルをダウンロードするのは違法です。違法ダウンロードは絶対にいけません。しかし、合法なファイルでも、トレントをダウンロードするとISPに警告されるケースがあります。VPNを使えばそのような状況を避けることができます。
トレントをダウンロードする場合、次のような条件を満たすVPNを選びましょう。
- トレントとP2Pに対応している。
P2P専用サーバーがあるVPNか、全サーバーでP2P共有が許可されているVPNをゲットしましょう。どちらを選んでも、uTorrentなどのP2PクライアントやPopcorn Timeなどのサイトで制限なくトレントできるようになります。 - 揺るぎないセキュリティ機能。
トレント中にデータを守るセキュリティ機能として、軍レベルの暗号化、高度なプロトコル、キルスイッチなどが挙げられます。 - 安定して高速。
アップロード速度とダウンロード速度が高速でなければトレントには向きません。また、帯域が無制限のVPNを選びましょう。現在地にできるだけ近いサーバーに接続すると、より高速でダウンロードできますから、国内または近隣国に多数のサーバーがあるVPNが最適です。 - ノーログポリシーを厳しく守っている。
VPNプロバイダがプライバシー保護を真剣に受け止めていることの証です。ノーログポリシーを遵守しているVPNなら、トレントアクティビティを記録されません。 - スプリットトンネル。
スプリットトンネルとは、どのアプリの通信をVPNで暗号化するか選べる機能で、一部のVPNで利用できます。トレント通信だけVPNに転送すれば、デバイス上の全アプリの通信を暗号化しなくてすみますから、ダウンロード速度が改善されます。 - トレント専用の追加機能。
ポートフォワーディングやSOCKS5プロキシなど、トレント通信を高速化する追加機能を提供しているVPNもあります。ポートフォワーディングを活用すると、より多くのシーダーに接続できるので、ダウンロードを高速化できます。SOCKS5プロキシを使うと、IPアドレスは隠されますが、暗号化は少し弱くなります。なお、これらの機能は通常のVPN接続ほど安全ではありません。
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- 非常に高速。ラグなしでストリーミング
- 日本を含む105か国に3,000台以上の高性能サーバーがあり、ストリーミングサービスのアクセス制限をラクラク回避
- AES 256ビット暗号化とRAMのみで実行されるサーバーにより、データのプライバシー保護は万全
- アクセス制限を回避できる動画配信サービス:Netflix(アメリカ版、イギリス版など各国のカタログ)、Disney+、HBO Max、Hulu、Amazonプライムビデオ、BBC iPlayer、DAZN Japan、Abema TV、Tver、GYAO!、U-NEXT、ほか多数
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これまで検証したVPNのなかで、ExpressVPNは最速のVPNです。スピードテストで3台のアメリカサーバーに接続したところ、平均速度は66.32Mbpsとなり、接続前と比べて9%しか低下しませんでした。ほとんどの場合、VPNに接続すると10~20%の速度低下が予想され、遠くのサーバーだと50%以上低下することもあります。アメリカサーバーはかなり遠いことを考えると、通信が9%しか遅くならなかったのは驚異的だと言えます。
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ExpressVPNは、ストリーミングサービスの地域制限をもっとも確実に回避できるVPNでもあります。7か国のNetflixライブラリ(日本、アメリカ、イギリス、カナダ)、Hulu、Disney+、HBO Max、BBC iPlayerなどさまざまな動画配信サービスを試しましたが、すべてアクセス制限を回避できました。
105か国に3,000台を超えるサーバーが設置されているので、世界中の地域限定コンテンツに自由にアクセスできるようになります。アメリカサーバーに接続したところ、HBO Maxのアクセス制限を簡単に回避でき、UHD画質で「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」をラグなしで見られました。
ExpressVPNは使い勝手の良いVPNです。すべての主要なOSに対応しており、加入してWindowsのノートパソコンにインストールするのに5分もかかりませんでした。インストールした時点で、最速で一番安全な設定になっていますから、そのまま使い始められます。
アメリカ版Huluを見たい場合、アメリカサーバーに接続してHuluにアクセスするだけでOKです(自動的に最速のサーバーに接続されます)。全サーバーがP2Pファイル共有に対応しているので、トレント専用サーバーを探す必要はありません。
ExpressVPNは、個人情報のプライバシーを守るために一歩先を行っています。監査済みのノーログポリシーを順守しているのです。このことはTrustedServerテクノロジーで裏付けられています。全サーバーにおいてストレージにRAMが採用されているため、再起動されるたびにデータが消去されるのです。つまり、ブラウジング履歴や個人情報は絶対に記録されないということです。さらに、ExpressVPNの本拠地は英国領ヴァージン諸島です。この国はデータ保護法が厳しいため、プライバシー保護に適しています。
ExpressVPNを使うと、接続がしっかり保護されます。軍レベルのAES-256ビット暗号化により、部外者はデータを盗聴できません。自動キルスイッチと完全なデータ漏洩対策機能も搭載されていますから、データが公開されることは絶対にありません。
ExpressVPNの唯一のデメリットは、料金が他社より高めであることです($6.67/月~)。しかし、定期的に割引キャンペーンが行われていますから、大幅割引でゲットできます。長期プランを選んだところ、49%オフで加入できました。短期プランもありますが、長期プランよりコストパフォーマンスが低いのでおすすめしません。
迷っている場合、30日間返金保証を活用してExpressVPNの全機能を体験してみましょう。試しに、加入から27日後、24時間年中無休のライブチャットでサブスクリプションの解約を希望しました。ニーズに合わなかったと説明すると、追及されずにすぐに返金が処理され、4営業日後に全額が戻ってきました。
2. CyberGhost:ストリーミング、ゲーム、トレント向けの専用サーバーがあり、使いやすい
- ストリーミング専用サーバーですぐに動画を見られる
- 100か国に9,561台以上のサーバー(東京サーバーも利用可能)。世界中のコンテンツにアクセス可能
- CyberGhostの本社(ルーマニア)にあるNoSpyサーバーでプライバシーを強化
- アクセス制限を回避できる動画配信サービス:Netflix(日本、アメリカ、イギリスなど多数のライブラリ)、Disney+、アメリカ版HBO Max、Hulu、BBC iPlayer、Vudu、Amazon Prime JP、DAZN JP、ほか多数
CyberGhostは専用サーバーがあるので、ニーズにぴったりのサーバーが簡単に見つかります。NetflixやHulu、Disney+などの動画配信サービスを見たい場合、ストリーミング専用サーバーに接続しましょう。ゲームやトレント専用サーバーにも手軽に接続できます。各サーバーがどのアクティビティに適しているか明記されていますから、サーバーを何度も切り替えなくても、ニーズにぴったりのサーバーに一発で接続できます。
CyberGhostのストリーミングサーバーは、人気の動画配信サービスのアクセス制限を確実に回避できるように設計されており、メンテナンスも行き届いています。Huluとイギリス版Netflix向けのサーバーを試したところ、毎回問題なくアクセスできました。Netflixで「ストレンジャー・シングス」を数話見たのですが、接続が切れることは一度もなく、地域限定コンテンツも問題なく見られました。
スピードについて、ストリーミングやゲーム、トレントに十分な速度です。フランス版NetflixとBBC iPlayer向けのストリーミング専用サーバーに接続してスピードテストを行った結果、常に52.81Mbps以上でした。27%の速度低下です。ExpressVPNほど速くないものの、UHD画質でストリーミングできました。また、ゲーム専用サーバーの平均Ping値は29msで、ラグなしでApex Legendsをプレイできました。
セキュリティについて、CyberGhostは軍レベルのAES 256ビット暗号化で個人情報を隠します。部外者が解読することは実質不可能です。キルスイッチはもちろん、IPアドレス・DNS・WebRTCの漏洩防止機能もあり、IPアドレスの流出を確実に防げます。
CyberGhostはデータのプライバシー保護にもおすすめです。独立監査済みの厳格なノーログポリシーがありますから、ネットの利用状況と個人情報は絶対に保存されません。プライバシーが気になる場合、CyberGhostのNoSpyサーバーを使いましょう。NoSpyサーバーはルーマニア本社にあり、CyberGhostが独自に管理運用を行っています。このサーバーを扱えるのはCyberGhostの職員だけなので、サードパーティが不正アクセスしてデータを盗聴する心配はありません。
デメリットについて、短期プランは割高で、返金保証は短めです(14日間。長期プランは45日間)。一方、長期プランは格安で、わずか$2.11/月でゲットできます。
CyberGhostの実力に満足できなかった場合、返金保証を活用すれば全額を返金してもらえます。試しに、サービスを42日間使ったあと、24時間年中無休のライブチャットでCyberGhostのサポートに問い合わせて解約をお願いしました。利用体験についていくつか質問されましたが、すぐに返金が処理され、4日後に口座に振り込まれていました。
3. Private Internet Access:サーバーが数千台あり、世界中どこでも安定して高速
- 日本を含む91か国に29,650台以上のサーバー。安定した通信で幅広いコンテンツにアクセスできる
- 高速。スムーズにストリーミングやトレントが可能
- 同時に無制限台を接続可能
- アクセス制限を回避できる動画配信サービス:Netflix、Disney+、HBO Max、Hulu、BBC iPlayer、Vudu、ほか多数
- アプリとブラウザ拡張機能は日本語に対応
巨大サーバーネットワークを誇るPrivate Internet Access(PIA)は、91か国に29,650台を超えるサーバーがあります。サーバーとの距離は速度に影響します。サーバーが多ければ、1台のサーバーにユーザーが集中しにくいため、回線混雑を避けられるのです。PIAなら、世界中どこにいても近くの高速サーバーに接続できます。ストリーミングやゲーム、トレントに適したサーバーがすぐに見つかります。
PIAの次世代ネットワークはスピード重視。VPN接続は高速で安定しています。Netflixを再生中、4台のアメリカサーバーに対してスピードテストを行った結果、平均ダウンロード速度は47.7Mbpsでした。アメリカサーバーとの距離は数千キロでしたが、普段の通信速度と比べて34%しか遅くならなかったのです。近くのイギリスサーバーも試したところ、720MBのトレントファイルを5分以下でダウンロードできました。
PIAのセキュリティ機能とプライバシー機能も優秀です。暗号化は「AES 128ビット」または「AES 256ビット」から選ぶことができます。速度を優先したい場合、弱い暗号化を選ぶと良いでしょう。IPアドレスとDNSの漏洩対策、自動キルスイッチもありますから、個人情報は常に隠されます。
ExpressVPNやCyberGhostとは違い、PIAの本社は5アイズ同盟の加盟国であるアメリカにあります。5アイズ同盟とは、監視データの共有を合意した国際協定のことで、PIAはユーザーデータの提供を強いられる可能性があります。しかし、PIAがノーログポリシーを守っていることは2つの裁判事例で証明されています。政府にデータ開示を請求された際、PIAはデータを一切保持していなかったため、応じられなかったのです。
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VPNのダウンロード・インストール方法
VPNをダウンロードし、インストールするのはとても簡単です。3分以下で完了します。ほとんどの場合、アカウント登録し、アプリをダウンロードするだけで、サーバーに接続できます。ただし、自宅のルーターやゲーム機、ストリーミング機器など、VPNアプリに対応していないデバイスの場合は少し複雑です。
どのデバイスでVPNを使うにしても、ExpressVPNがおすすめです。幅広いデバイスやOSに対応しており、すべての機器で使いやすいサービスです。MediaStreamer(メディア・ストリーマー)という機能を使えば、ゲーム機やスマートテレビなど、VPNアプリをサポートしていないデバイスにも簡単に設定できます。
ここでは、デバイス別にVPNを設定する方法をご紹介します。ExpressVPNを例にとって解説しますが、手順はほかのVPNでもほぼ同じです。
デスクトップパソコン・ノートパソコンにVPNを設定する方法(Windows・macOS)
- VPNを選びます。この記事で紹介したVPNはあらゆるオンラインアクティビティに適していますが、ニーズに合わせてお選びください。
- サブスクリプションに加入します。VPNの公式サイトから登録しましょう。
- アプリをダウンロードします。Windows、Mac、Linux向けアプリがありますから、適切なOSを選びましょう。
- 指示に従ってインストールを進めます。加入時に設定したログイン情報を入力し、ログインしましょう。多くの場合、デバイス起動時に自動で開始するか、クラッシュレポートを送信するか聞かれます。好きな選択肢を選ぶと、インストールが完了するはずです。
- VPNを使い始めましょう。アプリを起動し、サーバーに接続したら完了です。ネット上でプライバシーを守り、地域限定コンテンツをストリーミングし、安全にトレントをダウンロードできるようになりました。
トップクラスのVPNは、さまざまなLinuxディストリビューションにインストールできます。ほとんどの場合、コマンドラインを使ってVPNをインストールし、実行することになります。しかし、PIAのLinuxアプリはGUIで操作でき、UbuntuやDebian、Fedoraなど、人気ディストリビューションに対応しています。コマンドラインを触れずにVPNをインストールして使いこなせるので、Linuxで一番使いやすいVPNであると言えます。
スマホにVPNを設定する方法(Android・iOS)
- VPNを選びます。バッテリーが長持ちするよう、アプリが軽量で、揺るぎないセキュリティ機能を備えたVPNを選びましょう。ExpressVPNのLightwayプロトコルは、スマホを考慮して設計されているので、おすすめです。
- サブスクリプションに加入します。VPNの公式サイトから加入することをおすすめします。Google Play・Apple Appストアから加入すると、返金保証の対象外になることがあるからです(GoogleまたはAppleの返金手続きに従わなければなりません)。
- アプリストアを開きます。スマホのアプリストアで、VPNの名前を検索し、アプリをダウンロードしてください。
- VPNをインストールします。通常はインストールが自動的に開始します。「VPNがネットワーク設定を変更することを許可しますか?」と表示されたら、「許可する」をタップしましょう。
- VPNを使う準備ができました。アプリを開き、登録時に設定したログイン情報を入力してログインし、サーバーに接続しましょう。これで、iPhone・Androidデバイスが保護されました!
ルーターにVPNをダウンロード・インストールする方法
自宅のルーターにVPNをインストールすると、ネットワーク上のすべてのデバイスがVPNに接続されます。スマートテレビやストリーミング機器、PlayStation・Xboxなどのゲーム機など、VPNがインストールされていないデバイスもしっかり保護されます。
ルーターにVPNをインストールしたい場合、ご自宅のルーターがVPNに対応していることを確認しましょう(ASUS、Linksys、Netgear製のほとんどのルーターはVPNに対応していますが、他社のルーターでも使えるものがあります)。インストールの手順はVPNとルーターによって異なります。VPNプロバイダのサイトにインストールガイドが掲載されているはずです。
ここでは、大まかな手順をご紹介します。
- VPNとVPNに対応したルーターを用意します。ルーターにVPNをインストールしたい場合、ルーター用アプリが用意されているVPNを選びましょう。そうすれば、ルーターに導入後、VPNの操作と設定が容易に行なえます。
- VPNのルーター用ファームウェアをダウンロードします。通常、VPNのアカウントダッシュボードからダウンロードできます。ファームウェアのダウンロード方法・インストール方法について、詳しいガイドが用意されているはずです。
- ファームウェアをインストールします。ルーターがインターネットに接続されていることを確認し、ブラウザの検索バーに「192.168.1.1」と入力してルーターの設定画面を開きましょう。「ファームウェアをアップグレードする」というオプションがあるはずです。ダウンロードしたファームウェアをアップロードして、画面の指示に従ってください。
多くのVPNは、VPNソフトがインストール済みのルーターを販売していますから、手動で設定したくない場合はVPNルーターを購入すると良いでしょう。なお、ルーターで使いやすいVPNとそうでないVPNがあります。ExpressVPNはルーター向けのネイティブアプリがあり、サーバーの切り替えや設定の変更がしやすくなっています。ルーターアプリがないVPNだと、設定とサーバーの切り替えは手動で行わなければならず、手間がかかります(機能もVPNアプリほど充実していません)。
VPNの設定方法・使い方
VPNをインストールしたら、サーバーを探して接続するだけです。しかし、用途によって最適なサーバーが異なることがありますから、サーバーの選び方を知っておくのが大切です。
セキュリティ設定を変えることで、より快適に使えるようになることもありますが、通常はそのままで結構です。ほとんどの場合、デフォルト設定でも通信は自動的に保護されます。
適切なVPNサーバーの選び方
「VPNサーバーはすべて同じ」というわけではありません。ここでは、VPNサーバーの選び方を目的別にご紹介します。
- セキュリティ対策とプライバシー保護
プライバシーとセキュリティの水準は、全サーバー共通です。通信ができるだけ速くなるように、直近のVPNサーバーを選びましょう。 - ストリーミング
動画配信サービスのブロックを解除したい場合、そのサイトが利用可能な国にあるサーバーに接続する必要があります。例えば、アメリカ版Netflixを見るにはアメリカのサーバーに接続しましょう。CyberGhostなど一部のVPNは、ストリーミングに最適化されたサーバーがありますから、できればそのサーバーを使いましょう。サーバーとの距離が近いほど通信が速くなり、快適に動画を見られますから、できる限り近くのサーバーに接続するのがベストです。 - トレント
トレントをダウンロードするには、P2P対応サーバーを選んでください。また、P2Pに最適化されているサーバーはトレント専用ですから、できればそれを選びましょう。ストリーミングと同様、ダウンロード速度が最速になるように、近くのサーバーを選ぶようにしましょう。プライバシーが気になる場合、プライバシーに配慮した国(スイスなど)のサーバーに接続するのがおすすめです。 - ファイアウォールの回避
難読化サーバーを選択しましょう。特別なアルゴリズムを用いてファイアウォールやネット規制を回避できます。このアルゴリズムは、データをごちゃ混ぜにするため、VPNを使っていること自体が隠されます。難読化サーバーは「ステルスサーバー」と表記されることが多く、接続するにはVPNのセキュリティ設定でオンにする必要があります。
VPNの設定方法
ほとんどの場合、インストールした時点で設定が完了していますから、VPN設定を大幅に変更する必要はありません。とは言え、必要に応じて接続をカスタマイズすることも可能です。ここでは、VPNの主な設定をご紹介します。
- キルスイッチ
データ漏洩を防ぐ最後の砦。VPNに接続されていない場合、ネット通信を遮断してくれます。ネットワークを切り替えたり、公共Wi-Fiを利用したりする際に役立ちます。デフォルトでオンになっていることが多いものの、VPN設定から手動でオンにしなければならないケースもあります。 - 暗号化
一流VPNはAES 256ビット暗号化を採用しています。軍隊や政府組織も使っている、最高水準の暗号化です。データの安全性を100%確保できます。PIAのように、暗号化水準を変えられるVPNもあります。速度と安全のどちらを優先するかによって選ぶと良いでしょう。 - プロトコル
VPNプロトコルは、デバイスとVPNサーバーの間で安全なトンネルを作成する一連のプロセスを指します。プロトコルによって速度と安全性が異なります。OpenVPNやWireGuardなど、複数のプロトコルから選択できるVPNもあり、設定メニューから簡単に切り替えることができます。通常、初期設定では高速かつ安全なプロトコルが選択されているはずなので、デフォルト設定のままで問題ありません。 - スプリットトンネリング
VPNに経由させる通信とそのまま送受信する通信を選べる機能です。例えば「高速でPing値の低いローカルネットワークでオンラインゲームをしながら、VPNを使って地域限定コンテンツを閲覧したい」というときに役立ちます。VPNの設定メニューで、VPN接続を使うアプリ、VPNから除外するアプリを選びましょう。 - 広告・トラッキングブロッカー
迷惑な広告が大量に表示されたり、広告事業者にアクティビティを追跡されたりするのを防ぐ設定です。ポップアップの表示を防げるため、ブラウザの表示速度が改善されることもあります。すべてのVPNがこの機能を提供しているわけではありませんが、ブロッカー機能がある場合はデフォルトでオンになっているはずです。 - 自動接続
大半のVPNは自動接続機能があり、設定で有効化できます。デバイス起動時にVPNに自動接続する機能です。また、信用できないネットワーク(未知の公共Wi-Fiなど)では自動的にVPNに接続するよう設定できるVPNもあります。 - マルチホップ
マルチホップ接続(ダブルVPN接続)とは、通信を2台以上のVPNサーバーに経由させることで、通信は多重暗号化で保護されます。この機能があるVPNは少ないものの、データ通信の安全を強化するのに効果的です。ただし、通信速度が極端に遅くなることに注意しましょう。最高水準のプライバシー保護が必要なければ、この機能はオンにしなくてもOKです。
設定について分からないことがある場合は、VPNのヘルプページを見たり、カスタマーサポートに問い合わせたりしましょう。多くのVPNは24時間年中無休のライブチャット窓口があり、公式サイトに設定ガイドやチュートリアルなどが掲載されています。
VPNについてよくある質問
VPNは本当に必要ですか?VPNを使うとどうなるのでしょう?
ネット上での安全やプライバシーが少しでも心配なら、VPNは必要です。VPNは通信を暗号化し、IPアドレスを隠すため、機密データを守り、ネットの利用状況を第三者に追跡されなくなります。それだけもVPNを使うメリットは十分にあると言えます。サイバー犯罪者や政府の監視から身を守り、自由に安全にインターネットを閲覧できるようになるのです。さらに、外国のプライベートサーバーに通信を経由させることで、位置情報を隠し、地域制限(ジオブロック)を回避できます。
とても手頃なのも、VPNの魅力の1つ。高品質VPNは月額6ドル以下でゲットできますし、割引やクーポンを活用したり、長期プランを選んだりするとさらにオトクです。例えば、今ならExpressVPNに49%オフで加入できます。格安でオンラインプライバシーを守れるのですから、VPNを使わないのはもったいないと言えます。
VPNはどのデバイスで使えますか?
VPNはWi-Fi対応機器で使えます。
Mac | Windows | モバイル(iOS、Android) | 一部のルーター |
Linux | スマートテレビ | Roku | Amazon Fire Stick |
ゲーム機(Xbox、PlayStation) | Apple TV | Kodi | ブラウザ(Chrome、Edge、Firefox、Opera) |
パソコンやスマホなど、VPNアプリが利用可能なデバイスでは、アプリを直接インストールしましょう。VPNアプリは初心者でも簡単に使いこなすことができ、専門知識は不要です。インストールはほんの数分で完了し、ワンクリックでVPNサーバーに接続できます。
ゲーム機やスマートテレビなど、デバイスがVPNアプリに対応していない場合、自宅のルーターにVPNをインストールしましょう。ルーターにVPNを設定すると、Wi-Fiに接続されたすべてのデバイスをVPNで保護できます。ただし、すべてのルーター機種がVPNに対応しているわけではなく、VPN対応ルーターでも、必要なVPNファームウェアをインストールしにくいケースもあります。
ほかにも、パソコンをVPNホットスポットとして設定する手もあります。そうすると、ホットスポットに接続したデバイスがすべて保護されます。設定の難易度は低めですが、デバイスをパソコンの近くに置かなければ接続が不安定になることがあります。
多くのVPNはブラウザ拡張機能も提供していますから、オンラインプライバシーを強化するのに便利です。ブラウザ拡張機能を使うとIPアドレスを隠せるので、匿名でブラウジングできるようになります。一流VPNのブラウザ拡張機能なら、動画配信サービスにアクセスでき、数か所のサーバーに接続できます。ただし、VPNブラウザ拡張機能はVPNアプリよりセキュリティ機能が少ない傾向があります。また、保護されるのはデバイスのすべての通信ではなく、ブラウザの通信だけです。
VPNを使うとネット上で匿名性を守れますか?
いいえ。VPNを使うとプライバシーを守れますが、完全に匿名になれるわけではありません。VPNは位置情報とIPアドレスを隠し、ほかの場所にあるサーバーのIPアドレスを割り当てるものです。また、データ通信が軍レベルの暗号化で保護されるため、サイバー犯罪者から身を守ったり、政府やインターネットプロバイダの監視を避けたりできます。しかし、VPN企業側はあなたのIPアドレスとオンラインアクティビティを知ることができます。そのような情報を提供しなければVPNサーバーを使えませんから、仕方がないことなのです。
そのため、厳格なノーログポリシーを守っているVPNを選ぶのがとても大切です。そのようなVPN企業は、政府機関にデータ開示請求を受けたとしても、開示できるデータがないので応じられません。しかし、完全に匿名化したい場合、これだけでは不十分です。ハッカーや政府組織、データセンターの職員などがVPNサーバーに侵入した場合、個人情報が傍受されるリスクがあります。また、アカウント登録や支払い、返金などのため、VPN企業にメールアドレスと支払い情報を提供しなければなりません。
とは言え、VPNを使う際に匿名性を守る方法はいくつかあります。例えば、ビットコインなどの仮想通貨でVPNプランの料金を支払えば、VPN企業にクレジットカード番号などの機密データを提供しなくて済みます。
マルチホップ接続を使うのも良いでしょう。1台のVPNサーバーが不正アクセスされても個人情報の安全は脅かされません。複数のサーバーを介してデータ通信することになるため、通信が多重に暗号化され、IPアドレスも数回置き換えられます。実際のデータを知られないわけです。
VPNを使えばサイトのアクセス制限を回避できますか?
はい。ブロックされているサイトにアクセスするにはVPNが役立ちます。ファイアウォールやネットワークの制限、地域制限など、サイトにアクセスできない理由はさまざまですが、信頼性の高いVPN使えばブロックを回避できます。VPNを使うと、通信が暗号化され、IPアドレスが隠されるからです。さらに、厳しいファイアウォールやネットワーク制限を突破するために設計されたステルス機能(難読化機能)を提供しているVPNもあります。
VPNの利用目的で多いのは、Netflixなどで普段とは違うストリーミングコンテンツにアクセスすること。配信されているドラマや映画は地域ごとに異なるため、VPNを使ってネット上の位置情報を変えれば、普段は見られないコンテンツを楽しめるようになります。さらに、特定の国でしか利用できない動画配信サービスやサイトにアクセスするためにも役立ちます。例えば、BBC iPlayerはイギリスでしか見られませんが、イギリスのVPNサーバーに接続すれば、日本でも見られるようになります。
無料VPNを入手しても問題ありませんか?
「無料VPNでも大丈夫だろう」と思うかもしれません。しかし、安全でない無料VPNがありますし、機能も制限されています。無料VPNとは違い、有料VPNはデータ通信量や機能が制限されていません。また、無料VPNはサーバーが少なく、回線混雑による速度低下も気になります。有料VPNで使える高度なセキュリティ機能もありません。
有料VPNの多くは格安で、返金保証付きなので、簡単に全額を返金してもらえます(通常、保証期間は購入から30日)。毎月ほんの数百円で高速通信、揺るぎないセキュリティ・プライバシー機能、大規模なサーバーネットワークを利用できます。無料VPNより断然優れているのです。
VPNの使用は合法ですか?
VPNの使用はほとんどの国で合法ですが、例外もあります。中国やロシア、イランなど、厳しい検閲法がある国では、VPNの使用が禁止・規制されています。このような地域では、政府が認可したVPNしか使えず、そのようなVPNに接続しても通信は追跡できる状態のままなので、プライバシーは守れません。
上記の国に旅行する場合、出発前に信用できるVPNをダウンロードしておきましょう。中国などではVPNのサイトもアクセス制限がかかっていますから、入国してからVPNを入手することはできません。ネット検閲が厳しい国でVPNを使いたい場合、現地の法律の最新情報を確認し、違法行為を行わないように十分注意してください。
VPNルーターを購入すべきですか?
VPNルーターを購入すると、自宅のネットワークにつながっているすべてのデバイスの通信を保護できます。また、VPNルーターがあれば、各デバイスにVPNをインストールする手間を省けます。既存のルーターがVPNに対応している場合、VPNを直接インストールするか、VPNがインストール済みのルーターを購入しましょう。
特に、ゲーム機やスマートテレビなど、デバイスにVPNアプリをインストールできない場合、VPNルーターを購入するのがおすすめです。ただし、ルーターにVPNをインストールするには、ある程度手動で設定しなければなりません。設定方法はルーター機種とVPNによって異なりますが、VPNの公式サイトに設定ガイドが用意されているはずなので、参考にしましょう。
サーバーを変更するには、ルーターのファームウェアから手作業で変更しなければならないはずです。ルーター用アプリがあるVPN(ExpressVPNなど)を選べば、より簡単にサーバーを切り替えられます
VPNを使うと通信が遅くなるのでは?
はい。一般的に、VPNを使うと10~20%ほどの速度低下が予想されます。遠くのサーバーロケーションに接続した場合、速度はさらに遅くなります(50%以上低下することはないはずですが)。データが移動する距離が長くなるほど、通信速度が遅くなるということです。
しかし、一流VPNは優秀な機能がありますから、速度はそれほど遅くなりません。高品質VPNはサーバーインフラもトップクラスです。セキュリティを妥協せずに高速通信を実現するように設定されたVPNプロトコルも使えます。例えば、大半の高品質VPNはWireGuardプロトコルが利用可能です。WireGuardはほかのプロトコルより高速で、安全性も高いので、安心して使えます。
VPNは必ず通信速度に影響します。データ通信を目的地に直接送信するのではなく、VPNサーバーに経由させるからです。また、VPNはデータを暗号化・解読しますから、その処理にも時間がかかります。
VPNとTorは併用できますか?
はい。VPNとTor(トーア)は簡単に併用できます。VPNに接続し、Torブラウザを開くだけです。VPNとTorを併用するメリットは、最初のTorサーバー(入口ノード)で実際のIPアドレスを隠し、プライバシーを強化できることです。ただし、VPNに接続してTorブラウザを使うと、Torブラウザだけを使うより通信が遅くなります。VPNは通信を暗号化しますから、減速してしまうのです。
VPNとプロキシサーバーの違いは?
VPNとプロキシサーバーは別物です。VPNは軍レベルの暗号化を採用していますが、一般的にプロキシサーバーは通信を暗号化しません。両方ともIPアドレスを変更するため、地域制限を回避できますが、データを暗号化し、ノーログポリシーで個人情報を守るのはVPNだけです。VPNを使えば、ISP(インターネットサービスプロバイダ)でさえ、あなたがネット上で何をしているか見られなくなります。一方、プロキシサーバーはIPアドレスを隠しますが、強力な暗号化は行いません。また、プロキシはブラウザ内でしか使えないことが多いのに対して、VPNはインターネットに接続されているデバイスで全アプリの通信を守ります。
今すぐネット上でプライバシーを守りましょう
インターネットが私たちの生活に欠かせないものになるにつれて、セキュリティ対策とプライバシー保護の重要性も増しています。VPNは、ネット上で個人情報とプライバシーを守るのに最も効果的な手段の1つであり、コストパフォーマンスも最高です。他にも、制限されているサイトにアクセスできる、帯域制御を回避できる、安全にトレントをダウンロードできるなど、VPNにはさまざまなメリットがあります。
当サイトでは150社以上のVPNを定期的に検証していますが、一番おすすめのチョイスはExpressVPNです。初心者も上級ユーザーも大満足のサービスでしょう。使いやすく、日本語で利用でき、超高速で、これまでにテストした中で最も安定したVPNの1つなのです。また、30日間返金保証もありますから、ExpressVPNをリスクなしで体験してみましょう。満足できなければ、全額を返金してもらえます。
まとめとして、初心者におすすめのVPN 3社はこちら!
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ネットの利用状況をトラッキング・監視したり、ターゲティング広告を表示したりするために以上の情報が使用されることがあります。
VPNを使えばこのような情報をアクセス先のサイトから隠して常に情報のプライバシーを守ることができます。一番のオススメはExpressVPNです。350件以上のVPNを検査したなかでナンバーワンのサービスです。 軍事レベルの暗号化とプライバシー機能により、確実にセキュリティ対策できます。また、現在49%オフの割引キャンペーンを実施中です。