CyberGhostは業界で最も手頃なVPNの1つで、わずか$2.11/月~でサブスクリプションに加入できます。「低価格だと質が悪いのでは」と思ってしまいますが、VPNの場合、そうとは限りません。破格のCyberGhostが本当に高性能なのか、気になりますね。
そこで、今回の調査では、CyberGhostのプライバシー方針やセキュリティ対策などについて深く掘り下げ、おすすめできるほど安全なのか検証しました。また、サーバーネットワーク、通信速度、ストリーミングやトレントへの対応、追加機能なども調べ、どれくらい使いやすいか確認しました。
まとめると、CyberGhostは安全なVPNサービスです。安全性だけでなく、動画配信サービスのブロックを解除でき、使いやすい点でも優れています。初めてVPNを使う方に最適でしょう。さらに、返金保証が他社より長いのもポイントです。45日間じっくり体験でき、ニーズに合わない場合、保証期間内に問い合わせれば全額を返金してもらえます(VPNの返金保証は30日間が多いのです)。しかし、他の有料VPNと比べるとCyberGhostは至らない部分もあります。
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お急ぎですか? 主な調査結果
メリット
- 充実した国際的なサーバーネットワークには最適化されたサーバーも。
CyberGhostは、日本を含む 100か国に9,561個のサーバーを配備しており、ストリーミング、トレント、ゲーム専用のサーバーもあります。ただし、中国などネット検閲の厳しい国では利用できません。 CyberGhostのサーバーについて詳しくはこちら。
- 軍用レベルの暗号化とセキュリティ対策機能。
CyberGhostは、256ビット暗号化と停止スイッチで通信を保護し、セキュリティを強化する詳細設定もあります。 セキュリティに関して詳しくはこちら。
デメリット
- 遠距離サーバーは遅めですが、近距離サーバーはとても高速。
近くのサーバーは、HD画質の動画やゲームを楽しめるほど高速でした。しかし遠くのサーバーに接続すると速度低下が気になります。スピードテストの結果はこちら。
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CyberGhost VPNの機能【2023最新情報】
9.4
💸
価格
|
2.11 USD/月
|
📆
返金保証期間
|
45 日 |
📝
VPNはログを記録している?
|
なし |
🖥
サーバー数
|
9561+ |
💻
ライセンスごとの端末数
|
7 |
🛡
キルスイッチ
|
あり |
🗺
本社の所在地
|
Romania |
📥
トレントに対応
|
あり |
ストリーミング:NetflixやDisney+を含め、35種類以上の動画配信サービスにアクセス
10.0
CyberGhostはストリーミングサイトの地域制限を回避したい場合におすすめです。Netflix、Disney+、BBC iPlayerにスムーズにアクセスでき、快適にドラマを視聴できました。
特にAmazonプライムビデオは地域制限が厳しいことで有名ですが、CyberGhostのストリーミング専用サーバーに接続したところ、何の問題もなくアクセスできました。
トラブルシューティングしなければアクセスできない動画配信サービスもいくつかありましたが、解決するのに時間はかかりませんでした。ブロックを解除できなかったのはSkyTVとDAZNだけです。50か所以上のサーバーを試した結果、以下の動画配信サービスのブロックを解除できました。
Netflix |
Disney+ |
Hulu |
Amazonプライムビデオ |
HBO Max/HBO Now |
BBC iPlayer |
Crunchyroll |
Paramount+ |
Peacock |
Sling TV |
Spotify |
EuroSport |
FoxSport/FoX |
NBC |
ESPN/ESPN+ |
CBC |
Comedy Central |
Globo/Globo SportTV |
Yle |
Disney + Hotstar |
Foxtel |
Canal+ |
ORF |
ruutu.fi |
6play |
France TV |
RTL |
Europe1 |
7TV |
Zattoo DE |
ZDF |
ARD |
Rai Play |
Stan |
YouTube |
Youtube Red |
CBS |
MTV |
Fubo TV |
Crave |
CyberGhostのソフトにはストリーミング向けサーバーが用意されています。アプリの左側にあるメニューに専用サーバーが一覧で表示されます。
アプリ中央の矢印をクリックすると、サーバーメニューが表示されます。
「ストリーミング用」をクリックすると、動画配信サービスごとに専用サーバーが表示されます。HBO Max、Hulu、Amazonプライムビデオの地域制限を回避する場合、最適化されたサーバーを使うと確実です。普通のサーバーでも動画配信サービスにアクセスできますが、通信速度はストリーミング向けサーバーの方が高速です。また、専用サーバーを使えば「このサーバーならアクセスできるかな」と試行錯誤しなくて済みます。サーバーごとにアクセスできる動画配信サービスが確認されているので、一発で見たいコンテンツを視聴できます。
アクセス可能:アメリカ・イギリスなどのNetflix
CyberGhostは、日本を含む数か国にNetflixに最適化されたサーバーがあるとしています。そこで、数台のNetflix用サーバーと他のサーバーをテストすることにしました(結果は下の表をご覧ください)。CyberGhostでアメリカ版Netflixを見られるか試すため、ニューヨークのストリーミング用サーバーに接続しました。私はカリフォルニアに住んでいるのですが、東海岸のサーバーからかなり遠いため、速度が低下すると予想しました。しかし、スピードテストで通信はほとんど遅くならず、ほとんどバッファせずにアメリカ版Netflixの映画「ファントム・スレッド」を視聴できました。
7か国にNetflixに最適化されたサーバーがあります
イギリスのNetflixもスムーズに利用できました。イギリスのNetflixに最適化されたサーバーに接続したところ、ログインするだけでThe Oneを視聴できました。HD画質のエピソードを瞬時に読み込むことができ、バッファなしで快適に視聴できたのです。アメリカのNetflixと比べるとイギリスのNetflixの方がわずかに読み込みが速かったのですが、通信量が少なかったからかもしれません。
他にも、ロンドン、東京、パリ、ローマ、ムンバイ、ヘルシンキ、メルボルン、トロント、サンパウロ、フランクフルト、その他6か国の最適化されていないサーバーも試したところ、各国のNetflixにアクセスでき、平均ダウンロード速度は54Mb/秒でした。HD画質で快適にドラマを見るのに十分なスピードです。海外旅行中もCyberGhostなら日本版Netflixを楽しめます。
|
CyberGhostでブロックを解除 |
HD画質でストリーミングするのに十分な通信速度 |
速度の低下 |
アメリカ |
✔️ |
◎ |
なし |
イギリス |
✔️ |
○ |
ほとんどなし |
イタリア |
✔️ |
○ |
ほとんどなし |
フランス |
✔️ |
◎ |
なし |
ドイツ |
✔️ |
○ |
ほとんどなし |
日本 |
✔️ |
◎ |
なし |
フィンランド |
✔️ |
◎ |
なし |
オーストラリア |
✔️ |
◎ |
なし |
カナダ |
✔️ |
◎ |
なし |
インド |
✔️ |
◎ |
なし |
ブラジル |
✔️ |
◎ |
なし |
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アクセス可能:Disney+
Disney+はVPN規制を強化していますから、現在もCyberGhostでアクセスできるか確認しなければいけませんね。まず、ラスベガスのストリーミング向けサーバーに接続します。Disney+にアクセスできましたが、通信は遅めでした。SoulをHD画質で視聴できたものの、読み込みに20秒ほどかかりました。ストリーミングに最適化されていないニューヨークのサーバーの方が高速で、Soulを素早く読み込むことができました。また、イタリアのDisney+向けサーバーも地域制限を回避できました。
ストリーミングに最適化されていないニューヨークのサーバーの方がわずかに速いことが分かりました。
アクセス可能:Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオに最適化されたサーバーは、アメリカやイギリス、日本など数か国にあります。海外旅行中も、CyberGhostなら日本版Amazonプライムビデオにアクセスできるはずです。AmazonプライムビデオもVPN規制に力を入れており、調査でトップクラスのVPNもAmazonプライムビデオにアクセスできなくなっていることが判明しています。そのため、CyberGhostでアメリカの最適化されたサーバーがAmazonプライムビデオの地域制限を解除できたのは素晴らしいと思いました。バッファせずにHD画質でドラマ「時の車輪」を視聴できました。
プライムビデオの地域制限を回避できたのはアメリカのストリーミング向けサーバーだけでした。
イギリスにも最適化されたサーバーがありますが、アクセスできませんでした。ストリーミングに最適化されていないイギリスのサーバーも6台試したところ、やはり地域制限を克服することはできませんでした(AmazonプライムビデオのVPN規制がいかに厳しいか分かりますね)。コンテンツが一番多いのはアメリカのAmazonプライムビデオですから、イギリスのサーバーでプライムビデオを見られないのは大した欠点ではありません。世界中どこでもアメリカのプライムビデオを見られるVPNが欲しい場合はCyberGhostが役立ちます。
アクセス可能:Hulu
最初はHuluの地域制限を克服できなくて苦労したのですが、最終的にはアクセスできました。CyberGhostのホームページからチャットでカスタマーサポートに問い合わせたところ、サポートスタッフが解決方法を教えてくれました。
Google ChromeではなくFirefoxを使用することでHuluにアクセスできるようになり、快適にYoung Rockを視聴できました。最初は画質が悪かったのですが、すぐにHD画質に切り替わりました。
ブラウザを変えてもアクセスできない場合、CyberGhostソフトを再起動し、Hulu向けサーバーに接続してみましょう。
アクセス可能:HBO Max、Kodi、BBC iPlayer、TF1など
HBO Maxを試したところ、奇妙なトラブルに遭遇しました。シカゴのストリーミング向けサーバーでHBO Maxにアクセスできたのですが、ログイン情報が間違っていると表示されたのです。VPNサーバーに接続せずにもう一度試したらログインできたのですから、変ですよね。
そこで、Huluをアンブロックした時と同じトラブルシューティングを行うことにしました。ChromeではなくFirefoxブラウザを使ったところ、HBO Maxにアクセスでき、The Neversを3秒でロードできました。
簡単な解決方法でHBO Maxの地域制限を突破できました。
KodiでもCyberGhostを利用できるのは感心しました。お気に入りのアドオンの地域制限をすべて解除でき、コンテンツを1分以内にロードできました。Android TVでVimeoを見るために、CyberGhostのAndroidアプリを使ってVimeoをロードしてみます。私のAndroid TVは古くて動作が遅いので、新しいアプリをインストールしたらさらに遅くなると思ったのですが、大丈夫でした。Androidアプリはとても軽量で、VPNを使用していると感じないほどでした。HD画質の動画も途中で止まることなくストリーミングできました。
CyberGhostはBBC iPlayerの地域制限も解除できました。他社のVPNはBBC iPlayerにアクセスできないことが多いのですが、CyberGhostのBBC iPlayer向けサーバーを使ってSherlockを視聴できました。
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アクセス不能:SkyTV、DAZN
CyberGhostはSky TVとDAZNの地域制限を回避できません。イギリスのサーバーを5台試してもアクセスできなかったため、チャットでSky TVを見られるサーバーはどれか質問してみました。カスタマーサポートによると、CyberGhostはSky TVにアクセスできないそうです。DAZNも同様で、4か国のサーバーを試した後にサポートに問い合わせたところ、やはりアクセスできないと言われました。
チャットサポートによると、CyberGhostはSky TVとDAZNにアクセスできないそうです。
CyberGhostのよくある質問には、現在利用できない動画配信サービスが掲載されています。
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通信速度:ほとんどのサーバーは高速(遅いサーバーは少数)
9.8
CyberGhostは通信が速く、ストリーミング、ゲーム、トレントのダウンロードに適しています。ただし、遠くのサーバーだと通信速度が不安定なこともあり、ゲームには遅すぎるものもありました。しかし、大多数のサーバーは満足できる通信速度です。通信が遅くなったと感じずにブラウジング、ゲーム、映画などを楽しめました。
Microsoft Surfaceのノートパソコン(Windows 10)でスピードテストを行います。Ooklaのスピードテストツールで通信速度を測定していきます。公平に結果を比べるよう、プロトコルはIKEv2に設定しました。
スピードテストでは、以下の3つを調べます。
- ダウンロード速度。
接続しているサーバーからデータを受信する速度のことです。単位はメガビット毎秒(Mbps)です。ウェブページや動画の読み込みにどれくらい時間がかかるか把握できます。
- アップロード速度。
サーバーにデータを転送する速度です。単位はメガビット毎秒(Mbps)です。メールの送信、動画のアップロード、SNSへの投稿などの速度を示します。
- Ping(応答時間)。
データが地点Aから地点B地点に到達するまでの時間のことで、単位はミリ秒(ms)です。Pingが長ければ応答が遅いということになります。ネットゲームには応答時間が短い方が有利です。
30か所以上のサーバーに接続してスピードテストを行ったところ、ダウンロード速度が38Mbpsを下回ることはありませんでした。
遠くのサーバーでは速度が低下しました。
全体的にサーバーから遠いほど速度が遅くなりましたが、例外もいくつかありました。例えば、フェニックスよりサンフランシスコの方が近いので、データが通信する距離が短く、高速のはずです。しかし実際はフェニックスのサーバーの方が高速でした。また、サンパウロはレイキャビクよりも4,000km以上離れていますが、67Mbpsも高速でした。通信速度を優先するなら、現在地に一番近いサーバーに接続するのがおすすめです。
まず、ベースラインを把握するため、VPNに接続せずに速度を確認します。次に、Best Server Location(最適なサーバーロケーション)機能を使ってサーバーに接続します(待ち時間、速度、距離を基に最適なサーバーに自動接続する機能です)。すると、ロサンゼルスのサーバーに接続されました。
|
VPNに未接続(フレズノ) |
VPNに接続中(ロサンゼルス) |
VPNによる速度の低下率 |
ダウンロード速度 |
154.89 |
140.28 |
10%低下 |
アップロード速度 |
38.31 |
39.15 |
2%向上 |
Ping(応答時間) |
22 |
21 |
|
VPNに接続すると、通信を暗号化してVPNサーバーを経由するのに時間がかかるため、どうしても通信が少し遅くなってしまいます(最速のVPNでも10~25%程度の減速が予想されます)。そのため、今回のスピードテストでダウンロード速度が10%しか低下しなかったのはとても優秀です。
普段、私の通信速度は約100Mbpsで、世界平均より50%以上速いので、もともと通信が遅い場合はどうなるか調べることにしました。ベルギー在住の調査スタッフが試したところ、次のような結果となりました(同じくWindows 10 SurfaceのノートパソコンでIKEv2プロトコルを使用)。
同僚もBest Server Location機能を使ったときに最速でした。
ベルギーの調査スタッフがBest Server Location機能を使ったところ、ブリュッセルのサーバーに接続され、9%減速しました。私の結果とほぼ同じです。
つまり、速度の低下率は普段の通信速度に左右されないことが分かりました。もともと通信が速くても遅くても、低下率はほぼ同じです。
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近くのサーバー
VPNに接続前の速度によらず、近くのサーバーなら速度はほとんど低下しません。 ロサンゼルスのサーバーでBest Server Location機能の性能を確認した後、226km離れたサンフランシスコのサーバーに手動接続しました。
サンフランシスコ:
応答時間(ミリ秒) |
39 |
ダウンロード速度(Mbps) |
97.95(37%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
35.31(8%低下) |
今回はロサンゼルスのサーバーよりもかなり遅くなりました。Best Server Location機能を使うと通信が速いことが分かりますね。ロサンゼルスよりもサンフランシスコの方が現在地に近いのですが、Best Server機能はロサンゼルスの方が速いことを検出したのです。次に、現在地(フレズノ)から823km離れたフェニックスに接続します。
フェニックス:
応答時間(ミリ秒) |
22 |
ダウンロード速度(Mbps) |
129.32(17%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
39.47(3%向上) |
サンフランシスコより高パフォーマンスです。サンフランシスコのサーバーは37%減速しましたが、ストリーミングやゲーム、ブラウジング中に遅いと感じることはありませんでした。VPNに接続していないときと同じくらいスムーズで、フェニックスやロサンゼルスのサーバーも同様でした。
近くのサーバーだと94Mbps以上の高速通信でした。
遠くのサーバー
全体的な傾向として、サーバーが遠いほど速度が低下することが分かりました。しかし、必ずというわけではありません。遠いサーバーでも予想以上に速かったり、近くても遅いサーバーもあります。一番遅かったのは6,712キロ離れたレイキャビク(アイスランド)のサーバーでした。長距離サーバーは接続するのに少し時間がかかります。レイキャビクのサーバーは接続するのに16秒かかりました(近距離サーバーなら、ほんの数秒で接続できます)。
レイキャビク:
応答時間(ミリ秒) |
282 |
ダウンロード速度(Mbps) |
38.27(75%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
5.52(97%低下) |
ここまで速度が低下したのは残念です。もともと通信速度が30Mbpsであれば、75%も減速すると7.5Mbpsになってしまいますから、遅いと感じるはずです。HD画質で動画を見るには最低でも5Mbpsが必要なので、7.5Mbpsだと動画が途中でバッファしたり、読み込みに時間がかかったりすると思います。私は通信がもともと速いので影響を感じることはありませんでしたが。レイキャビクのサーバーでも、Netflixでロードに時間がかかったり、途中で止まったりすることはありませんでした。
東京:
応答時間(ミリ秒) |
130 |
ダウンロード速度(Mbps) |
87(44%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
13.14(66%低下) |
9,500km離れた東京のサーバーもかなり速いことが分かりました。ナッソーやサンパウロのサーバーも安定した高速通信でした。今回のスピードテストでは、サーバーとの距離と速度の低下率は必ずしも比例関係ではないことが分かりました。遠くのサーバーで高速通信を確保したい場合は複数のサーバーを試すことをおすすめします。
遠くのサーバーだと38Mbpsに低下してしまいました。
専用サーバーと普通のサーバーを比較
ストリーミングに最適化されたサーバーに接続すると、通信がかなり速くなります。7都市のサーバーに接続し、通信速度の違いを確認します。
専用サーバーに切り替えると、20Mbps以上速くなりました。
普通のサーバーの方が遅いことが分かりました。ストリーミング専用サーバーに接続すると通信が15%ほど向上したので、動画を視聴する場合は専用サーバーを使用した方が良いでしょう。画質が落ちたり、読み込みに時間がかかったりするというトラブルを防止できます。しかし、ゲームに最適化されたサーバーはあまり高パフォーマンスではありませんでした。
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CyberGhostはゲームに適した通信速度?
9.4
CyberGhostは最速のゲーム用VPNとは言えませんが、近くのサーバーに接続すればオンラインゲームに適した通信速度を確保できます。ただし、海外のサーバーだと速度が低下してしまいます。全サーバーで安定した高速通信を実現できなければゲーマーにおすすめのVPNとは言えません。
オンラインゲームを楽しむ場合、速度はとても重要です。Ping(応答時間)が長いほど、コマンドが実行されるのに時間がかかり、対戦ゲームでかなり不利なのです。通信のせいでゲームに負けてしまっては面白くありませんよね。
ニューヨークのゲーム用サーバーはPingが142msで、遅すぎます(ゲームには100ms以下が推奨されています)。ところが、ニューヨークの普通のサーバーだとPingは28msで、ゲーム用サーバーより高速でした。
StarCraft 2をロードしたところ、ゲーム用サーバーでなくてもスムーズに動作したので感心しました。画像はすべて正常に読み込むことができ、ゲーム内で走り回っても画像が乱れることはありませんでした。ゲームの終盤でマップが混雑してくると、少しカクつきが気になりましたが、不快感を覚えるほどではありませんでした。おすすめのゲーム用VPNが気になる方はこちらのランキングをご覧ください。
画面が混雑すると少し動作が遅くなりました。
一方、ロンドンのゲーム用サーバーはプレイできないほど遅かったです。地図を移動するたびに画面がフリーズしてしまい、3~5秒待たなければなりませんでした。また、コマンドの実行があまりにも遅く、ゲームを終了するしかありませんでした。
|
応答時間(ミリ秒) |
ダウンロード速度(Mbps) |
ゲームに十分な速度 |
ニューヨーク |
28 |
126.48 |
○ |
ニューヨーク(専用サーバー) |
142 |
127.38 |
× |
ロサンゼルス |
22 |
132.68 |
○ |
サンフランシスコ |
33 |
132.89 |
○ |
ラスベガス |
25 |
107.81 |
○ |
ワシントン |
82 |
131.05 |
○ |
トロント |
104 |
110.13 |
× |
ロンドン |
284 |
116.37 |
× |
遠くのサーバーはPingが長すぎるため、ゲームには向きません。ゲーム用サーバーも同様です。しかし、ゲーム専用ではない近くのサーバーに接続すればCyberGhostでもオンラインゲームをプレイできます。
今すぐCyberGhostでゲームをプレイしましょう!
サーバーネットワーク:サーバー数が多く、国数も多い
10.0
CyberGhostは100か所に9,561台のサーバーがあり、サーバーネットワークはかなり大規模です。これまで使用したトップクラスのVPNの中で、かなり広範囲をカバーしています。世界中どこでも近くにVPNサーバーがある可能性が高く、高速通信が期待できます。アメリカだけでも1,100か所以上にサーバーがあるのは感心しました(アメリカ大陸の23都市にサーバーがあります)。他にも、アジア(東京を含む29都市)、アフリカ(5都市)、ヨーロッパ(55都市)のサーバーも多いでしょう。
サーバーネットワークのうち、約8%が仮想サーバーで、サウジアラビア、エジプト、中国、スリランカなどもカバーしています。このような国では通信が遅いこともありますが、さまざまな地域のコンテンツを閲覧できるのは良いでしょう。さらに、セキュリティ強化とパフォーマンスの向上のため、CyberGhostは特殊なサーバーもいくつか用意しています。
仮想地点
現在、CyberGhostは39か所 に仮想サーバーがあり、仮想サーバーと物理サーバーははっきり明記されています。物理サーバーは73か所にあります。物理サーバーとは、表記されている国の国境内に設置されているサーバーのことです。一方、仮想サーバーの場合、サーバーマシンは別の国にあります。例えば、サウジアラビアの仮想サーバーに接続した場合、サーバー自体はサウジアラビア国外にありますが、現地のIPアドレスを取得できます。
CyberGhostはどれが仮想サーバーなのか明白に表示しています。
仮想サーバーは、へんぴな国でも高速で安定した通信を提供するために役立ちます。また、VPNの使用が規制・禁止されている国でも仮想サーバーであればサービスを提供できるのです。しかし、仮想サーバーはPingが長い傾向があり、物理サーバーが遠い場合はダウンロード速度が低下してしまいます。
ストリーミングやP2Pに最適化されたサーバー
CyberGhostのトレント・ストリーミング向けサーバーを使うと、簡単にファイルをダウンロードしたり、動画をストリーミングしたりできます。目的に応じて最適なIPアドレスやサーバー地点に自動で接続できます。
CyberGhostのチャットサポートに確認したところ、ストリーミング用サーバーのIPアドレスは定期的に更新されているそうです。必ずストリーミングサイトにアクセスできるようにするため、IPアドレスをブラックリストに登録されたら新しいIPアドレスに更新しているのです。
動画配信サービスが特定のIPアドレスをブロックした場合、CyberGhostは新しいIPアドレスに更新しています。
ストリーミング用サーバーは、特定の動画配信サービスで使用できるよう最適化されているため、アメリカのNetflix、Disney+、BBC iPlayerなどに適したサーバーが利用できます。
P2P用サーバーに接続すると、現在地とネットワークを基にトレントをダウンロードするのに適した通信速度となります。 また、人気のインデックスサイトやトレントサイトにアクセスできる国のIPアドレスを取得することもできます。違法ダウンロードは絶対にしてはいけませんが、VPNを使えば著作権で保護されていないファイルをダウンロードしても他人に干渉されることはありません。ただし、トレントが禁止されている国もあるので、トレントをダウンロードする前に、お住まいの地域の法律を確認してください。
ストリーミング向けサーバーは、Windows、macOS、Android、iOS、Linuxなど主なOSで利用できます。P2P用サーバーはデスクトップアプリで利用可能です。
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ゲームに最適化されたサーバー
CyberGhostはゲーム用サーバーがありますが、スピードテストでは優れた結果は出ませんでした。ゲーム用サーバーはPingが短く、速度が速いはずですが、実際はその逆だったのです。応答が遅すぎてプレイ中に入力遅延に悩まされてしまいました。ゲームには100ミリ秒以下のPingが理想的ですが、CyberGhostのゲーム用サーバーはすべて140ミリ秒以上でした。
CyberGhostのゲーム向けサーバーはゲームに推奨されるPingを超えていました。
CyberGhostを使ってゲーム中に匿名性を保ちたい場合は、Best Server Location機能を利用すると良いでしょう。全サーバーから最速のサーバーを検出して自動で接続できます。
ゲーム向けサーバーは、Windowsアプリでしか利用できません。
NoSpyサーバー
CyberGhostのNoSpyサーバーを使えば、VPNの安全性を向上できますが、契約期間が1年以上でなければ利用できません。NoSpyサーバーはルーマニアにあるCyberGhostのプライベートデータセンターにあり、アクセスできるのはCyberGhostのスタッフだけです。サーバー管理を第三者に委託しているわけではないため、中間者攻撃のリスクが大幅に軽減されます。トレントをダウンロードする時に対策を強化できます。
マルチホップ機能はありません。しかし、CyberGhostのNoSpyサーバーの方が優れているので大した欠点ではないでしょう。CyberGhostのNoSpyサーバーはProton VPNのセキュア・コアサーバーなどより良いと思います。Proton VPNのマルチホップ機能「セキュア・コアサーバー」は、通信を2回再ルーティングすることでセキュリティを強化しますが、安全性はNoSpyサーバーとほぼ同じにもかかわらず、速度が低下してしまいます。
少し遅いですが、セキュリティを強化したい場合はNoSpyサーバーを使う価値があると思います。NoSpyサーバーは長期プランに加入しなければ利用できませんから、前払いするときに他のプランより高めなのが気になります。しかし、契約期間が長いほど1月当たりの料金が安くなります。長期的に見ると、低価格でより多くの機能を利用できるため、コストパフォーマンスは高いでしょう。
NoSpyサーバーはWindows、macOS、Android、iOSで利用できます。全端末で最高のセキュリティ対策を実現できますね。
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専用IPサーバー
「専用IPサーバー」とは、あなただけが利用できるサーバーのことで、接続するたびに同じIPアドレスが割り当てられます。会社を経営している人には必須の機能です。例えば、サイトを運営したい場合、サイトを確実に閲覧できるようにするには固定IPアドレスが必要です。また、銀行サイトやネットで取引するサイトを利用する場合も固定IPアドレスが役立ちます。異なるIPアドレスが同じアカウントにログインすると、アクセス禁止になってしまう恐れがあるので注意が必要です。
専用IPアドレスは動画配信サイトのVPN規制を回避するためにも役立ちます。専用IPアドレスを使用できるのはあなただけなので、VPNのIPアドレスであることが検出されにくく、動画配信サービスにアクセスを制限されにくいわけです。また、CyberGhostはトークンベースの専用IPシステムを採用しています。CyberGhostさえもあなたの専用IPアドレスを知りませんから、安全性を高められます。
ただし、速度を優先したい場合、専用IPアドレスはおすすめしません。最適化されたサーバーの方が高速ですし、専用IPサーバーは5か国にしか設置されていません(イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、カナダ)。遠くの専用IPサーバーに接続すると、通信が遅くなる可能性があります。
専用IPサーバーはWindows、macOS、Android、iOSで利用できます。契約期間にもよりますが、月額3.75ドルから利用できます。
セキュリティ:充実した設定で対策をカスタマイズ
9.8
軍用レベルの暗号化
最高レベルの暗号化である「256ビット暗号化」を採用しているCyberGhostはとても安全なVPNです。データは256桁の暗号化キーで暗号化されます(暗号化キーとは、パスワードのようなものです)。暗号化キーが長いほど安全で、現在最も安全なのは256ビットです。
この暗号化がどれくらい強力なのか気になりますよね。256ビット暗号化で保護されたデータを1つ復号化するには、毎秒1018個のAESキーを確認できるスーパーコンピューターを50台使っても数千年かかると言われています。つまり、ハッカーがデータを盗聴できたとしても、内容は絶対に見られないということです。
パーフェクトフォワードシークレシーでもセキュリティが強化されます。CyberGhostがデータの暗号化・復号化に使用するキーが定期的に変わる仕組みです。他人にキーを知られる可能性は極めて低いですが、万が一そのようなことが起きても、キーはすぐに変わってしまうので安全性を確保できます。
データ漏えいテスト:合格
CyberGhostのアプリやブラウザ拡張機能にはDNS・IPアドレスの漏えい対策機能が搭載されています。インターネットサービスプロバイダ(ISP)は、DNSリクエストやIPv6通信で利用者のネットの利用状況を監視しています。そのため、プライバシーを守るにはこれらのデータを隠すべきなのです。CyberGhostは独自のDNSサーバーを経由してDNSリクエストが通過するようにし、サイトが本当のIPアドレスを見られないようにIPv6リクエストをブロックしています。これらの機能はデフォルトでオンになっているため、初めてVPNを利用する方も安心です。設定を変更しなくても確実に保護されます。
複数のサーバーをテストしたところ、DNSやIPの漏れは検出されませんでした。漏洩テストではipleak.netを使い、イギリス、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、オーストラリア、香港など、11台のサーバーを試しました。接続の不具合やデータ漏えいが発生していないか確認したところ、データ漏えいは一切見つかりませんでした。
Virus TotalでCyberGhostのアプリをスキャンしたところ、ウイルスとマルウェアは検出されませんでした
自動停止スイッチ
CyberGhostは全アプリに自動停止スイッチが搭載されているため、ネットワーク障害があっても安全です。VPNサーバーとの接続が途切れた場合、停止スイッチが自動的に作動し、ネット通信を一時的に遮断してくれます。IPアドレスや通信を保護するのに必須の機能です。
Windowsアプリには停止スイッチがありますが、無効にすることはできませんでした。「オフにできません」というメッセージが表示されたのです。しかし、オフにする理由はありませんから、大した欠点ではないでしょう。
停止スイッチを無効にすることはできません。
Mac、iOS、Androidでは停止スイッチがアプリに内蔵されており、設定を変えることはできません。常に自動的に有効になっています。サーバーの切り替え中にネット通信が一時的に止まったため、停止スイッチが正常に動作していることが分かりました。
セキュリティプロトコル
CyberGhostは3つのセキュリティプロトコルに対応しており、必要に応じて変更できます。IKEv2、OpenVPN(TCP/UDP)、WireGuardから選べます。ニーズに応じてアプリが自動的に最適なプロトコルを選んでくれるのは便利でしょう。もちろん、別のプロトコルに手動で切り替えることもできます。
- IKEv2
スピードテストではこのプロトコルが最速でした。自動で接続できるため、モバイルでもおすすめです。モバイル通信からWi-Fiに切り替えた時も保護されます。ただし、IKEv2を使用できるのはWindows、macOS、iOSだけなので、LinuxやAndroidでは他のプロトコルを選ぶ必要があります。
- OpenVPN
オープンソースなので安全性が高いプロトコルとして有名です。しかしスピードテストでは、IKEv2より69%遅いことが分かりました。OpenVPNは速度より安全性を優先させたい場合に選びましょう。ただし、 macOSでは手動でインストールする必要があり、iOSは利用できません。
- WireGuard
セキュリティと通信速度をバランス良く実現しているのが特長です。IKEv2よりは遅いですが、OpenVPNより圧倒的に速いことが分かりました。ストリーミングやインターネットサーフィン、ビデオ通話などにおすすめです。すべてのOSで利用できます。
プロトコルを切り替えるには、サーバー画面の左下にある設定アイコンをクリックしましょう。「CyberGhost VPN」のタブで選択できます。
プロトコルは自動または手動で選択できます。
IKEv2が最速
セキュリティプロトコルは通信速度に大きな影響を与えます。CyberGhostで利用できる3つのプロトコル(OpenVPN、WireGuard、IKEv2)を10台のサーバーで試し、プロトコルが通信速度にどのように影響するか調べました。以下の結果は速度の平均値です。
IKEv2はOpenVPNより69%高速でした。
IKEv2の平均ダウンロード速度は157.4Mb/秒で、圧勝です。速度を優先したい場合はIKEv2を選ぶと良いでしょう。また、IKEv2は他のプロトコルより接続が数秒速い傾向があるので、ネットワークが切り替わることが多いモバイルデバイスでもおすすめです。また、OpenVPNは一番安全なので、セキュリティを重視する際にご利用ください。WireGuardは安全性と速度のバランスが良いプロトコルです。
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アプリ保護とスプリットトンネル
スプリットトンネルとアプリ保護は、CyberGhostのボーナス機能です。ニーズに応じてVPNの動作を設定できます。
「スプリットトンネル」とは、どの通信がVPNを経由するか選べる機能で、それ以外は普通の通信となります。「VPNに接続するとネット銀行を利用できない」「海外のVPNサーバーに接続すると国内の動画配信サービスを利用できない」というトラブルを解決できます。スプリットトンネルはWindowsとAndroid限定の機能です。
Windowsでスプリットトンネルを設定するには、スマートルールのメニューを開き、Exceptions(例外)にURLを追加しましょう。
URLを追加したらVPNアプリを再起動する必要があります。
試しに、whatismyipaddress.com(IPアドレスを確認するサイト)のURLを例外に設定しました。次に、ロンドンのVPNサーバーに接続してサイトにアクセスしました。現在地はどのように表示されるか確認します。
IPアドレスを調べるサイトを例外に設定したため、本当のIPアドレスが表示されました。
VPNのIPアドレスではなく、本当のIPアドレスが表示され、スプリットトンネルが正常に動作していることが分かりました。しかしAmazonプライムビデオではうまく行きませんでした。URLを例外に設定することはできたのですが、動画は視聴できなかったのです。
Androidでは、例外に設定できるのはアプリだけであり、サイトを例外にすることはできません。VPN > Settings の順にクリックすると、App Split Tunnel(アプリスプリットトンネル)が表示されます。東京のVPNサーバーに接続しながら、アメリカのNetflixを利用できるか試してみました。Netflixアプリを開くと、アメリカ版のライブラリが表示されました。成功です。
macOS、iOS、Linuxでスプリットトンネルを利用できないのは残念ですね。この機能には制約もあります。パソコンで動画配信サービスにアクセスできないことも時々あり、スマホではサイトのURLを例外に設定できません。
「アプリ保護」とは、特定のアプリを開いた時に自動でCyberGhostに接続する機能です。Smart Rulesメニューを開き、App Rulesで設定できます。試しにNetflixを設定したところ、途切れずに動作しました。自動的にアメリカのサーバーに接続できたので、手動で設定しなくてもアメリカのNetflixに直接アクセスできました。
とても使いやすく、他のVPNサービスでは見られないユニークな機能です。トレントクライアントなどを使用する時にVPNに接続し忘れないようにできます。
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Torに対応
CyberGhostをTor(トーア)で試したところ、ある程度うまく行きました。通信はVPNサーバーとTorのリレーを経由するため、通信が少し遅くなったのは仕方がありませんが、劇的に遅くなったわけではありません。
Tor(The Onion Router)は普通のブラウザより安全なので、ネット検閲の厳しい地域にお住まいの方や旅行する方は使用するかもしれません。VPNとTorを併用することで、セキュリティをさらに強化できるからです。CyberGhostでTorを使用する場合、VPNサーバーに接続してからTorブラウザを開く「Onion over VPN」という方法が一番安全です。
広告・トラッカー・マルウェアブロッカー
CyberGhostは広告ブロッカーが搭載されていますが、ブロックされるのは悪質なコンテンツだけです。カスタマーサポートに問い合わせたところ、すべての広告を非表示にするわけではないことが分かりました。
YouTubeで再生前に表示される宣伝などブロックされない広告はたくさんありました。
プライバシー設定で「コンテンツをブロック」をオンにして、ads-blocker.comのテストツールを利用して性能を確認します。その結果、残念ながらCyberGhostの広告ブロッカーは不合格となりました。ブロックできた広告は1つだけだったのです。YouTubeでも試してみたのですが、すべての動画でインストリーム広告が表示されました。
広告ブロッカーはAndroid、Windows、macOSで利用できます。ただし、確実に広告をブロックしたい場合は、CyberGhostに加えて専用の広告ブロッカーを使用するのがおすすめです。CyberGhostの広告ブロッカーを使っても、たくさんの広告が表示されてしまいますが、悪質なサイトから端末を守るために役立ちますから、オンにしておきましょう。
Wi-Fiの保護
デスクトップアプリとモバイルアプリでは、公共Wi-Fiに接続した時に自動でCyberGhostを起動できます。また、「Wi-Fiネットワークごとに、VPNに接続するか確認する」という設定もあります。Wi-Fiホットスポットはハッカーに狙われやすいため、公共Wi-Fiを使用する時は必ずVPNに接続しましょう。VPNに接続し忘れるのを防止できる便利な機能です。
Wi-Fi保護機能はSmart Rulesで有効にできます。
HTTPSの保護
この機能を使うと、HTTPS版のサイトを強制することができ、最も安全なバージョンのサイトだけアクセスできます。保護されていないウェブページにアクセスすると、クレジットカード情報や住所などの個人情報を盗み取る攻撃に遭う可能性があるのですが、HTTPS保護機能を使えばそのような被害に遭いにくくなります。HTTPサイトとHTTPSサイトの違いをご説明しましょう。HTTPSの「S」はSecure(安全)の頭文字で、HTTPSサイトはSSL(Secure Sockets Layer)で暗号化されているのです。つまり、ハッカーにデータを盗聴されたとしても、暗号化された状態なので中身は見られません。機密情報はしっかり保護すべきですから、このような機能があるのは嬉しいですね。
HTTPS版サイトがなくても、CyberGhostに接続すれば通信が暗号化されますし、他にもセキュリティ機能がありますから、安心です。
CyberGhostの追加機能・アドオン
CyberGhostはほかにもユニークな機能やアドオンがあり、専用IPアドレス以外、すべて無料で使えます。
- Secret Photo Vault(シークレット・フォトボルト)
CyberGhostのiOSアプリ「Secret Photo Vault」を使うと、iPhoneとiPadの写真・動画をパスワードで保護できます。また、ファイルもPINコードまたは生体認証で保護できます。追加のセキュリティ機能(侵入レポートやおとりパスワードなど)もあるので、ボルト(保管庫)の不正アクセスを防止できます。誰かがアカウントをハッキングしようとすると、アプリが犯人の写真を撮り、AI機能が不適切な写真を別のフォルダに自動的に振り分けてくれます。このアプリは無料で使いやすいですが、iOS限定であり、英語でしか表示できません。
- Private Browser(プライベートブラウザ)
拡張機能ではありません。れっきとしたブラウザで、Chromeのアドオンや拡張機能も追加できます。検索エンジンにDuckDuckGoを採用しているので、Googleにデータを収集されません。また、画面を閉じるとすべてのブラウジング履歴が自動的に削除されます。
- NoSpyサーバー(ノースパイ・サーバー)
1年以上のプランに加入すると、CyberGhostのNoSpyサーバーが利用できます。NoSpyサーバーとは、CyberGhostのプライベートデータセンターにあるサーバーのことで、中間業者がないため、セキュリティを強化できます。物理的な警備が行われているので、より安心して利用できます。
- Privacy Guard(プライバシーガード)
Windowsで使えるこの機能は、OSを分析して、Microsoft社が有効にしたプライバシーを侵害する機能やサービスの多くを無効化してくれます。プライバシーレベルは「アドバンス」または「ベーシック」があり、何を無効化するか選ぶことも可能です。Windowsにパーソナライズされた広告を配信されたくない場合、情報共有も無効化できます。
- 専用IPアドレス
CyberGhostは専用IPアドレスを提供していますが、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、カナダの5か国だけで、追加料金がかかります(月額3.75ドル~)。専用IPアドレスは他のユーザーと共用ではないので、サイトにVPNの使用を検出されにくくなり、ブラックリストや地域制限を避けられます。企業サイトのためにVPNを使用する場合も重要です。IPアドレスが頻繁に変わると、特にオンラインソフトを使う場合にクライアントが混乱し、トラブルが発生する原因になります。
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プライバシー:透明性の高いプライバシー方針でデータを保護
9.8
プライバシー方針
CyberGhost VPNは厳格なログなし方針があります。IPアドレスやそのIPアドレスと関連するネットの使用状況、DNSリクエスト、閲覧履歴は一切保存されません。また、ビットコイン決済にも対応しているので匿名で加入することもできます。
CyberGhostは匿名化した状態で一部のデータを保存しますが、データはVPNのサービス向上のためだけに使用されます。
ただし、匿名化された一部のデータを保存しているため、ログなし方針は他社ほど厳しくありません。保存している情報は、接続の成功・失敗、接続を試みた国(IPアドレスではありません)、使用中のCyberGhostのバージョン情報ですが、データはVPNの分析やサービス改善だけに使用され、ユーザーを特定することはできません。心配するほどのことではないでしょう。
ただ、接続台数を把握するために、CyberGhostは画面サイズや機種などのハードウェア情報をいくらか保存していることが分かりました。このような情報を記録しなくても接続台数を把握できるVPNサービスもありますが、セキュリティやプライバシーが脅かされるわけではありません。CyberGhostのプライバシーポリシーには、「違法行為が行われたと判断した場合、提供されたデータを警察と共有する権利を留保する」と記載されています。幸い、CyberGhostの透明性レポートによると、情報開示請求に応じたことは一度もないそうです。
本社の所在地:プライバシー保護に有利なルーマニア
CyberGhostはルーマニアに本社を置いています。ルーマニアは14アイズ同盟に加盟していませんから、プライバシー保護に有利です(14アイズ同盟:国民に関する情報の共有を合意した同盟。カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツなど14か国が加盟)。
CyberGhostはユーザーデータを保存したり、政府と共有したりする義務はありません。情報はきちんと保護されています。
親会社
Kape TechnologiesはCyberGhostを所有しています。Kape Technologiesはロンドンに拠点を置く、サイバーセキュリティとプライバシー保護の投資会社です。以前、Kape TechnologiesはCrossriderという会社名でモバイル広告の配信やブラウザ拡張機能の開発を行っていました。2018年に「アドインジェクション」という不正な手法でダウンロードファイルにアドウェアを挿入したと疑われ、批判されたのですが、調査報告書によると、ダウンロードファイルにアドウェアを注入していたのはサードパーティであり、Kape Technologiesではなかったのです。
Kape TechnologiesはCrossrider時代の過ちから学び、業務の改善に努めています。広告開発事業は中止し、VPNに力を入れています(ExpressVPNやPrivate Internet Accessも所有しています)。CyberGhostは独立した組織として運営されており、ネット上の安全性と匿名性を重視した明白なプライバシー方針があります。
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セキュリティ事故と独立審査
これまでに重大なセキュリティ事件は起きていません。2019年に、Typeform(利用体験に関するアンケートを作成するためにCyberGhostが利用しているサービス)がCyberGhostアカウントのメールアドレス120個とユーザー名14個を漏洩しましたが、パスワードは流出しなかったので、ユーザーアカウントがハッキングされる危険性はありませんでした。この事件以降、データ漏洩事故は起きていません。CyberGhostが責任を持って個人情報を取り扱っていることの表れでしょう。機密データは保存されていませんから、漏洩しないのです。
2012年以降、CyberGhostは独立監査を受けていませんが、安全プロセスに対する独立監査は行われています。2012年の監査はQSCERT社が行ったもので、同社はWhirlPoolやHyundaiなどの大企業も審査しています。CyberGhostの情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)はセキュリティ監査に合格していて、この監査は毎年行われています。
大手VPNにはこのような正直な姿勢を求めたいですね。しかし、CyberGhostがどのように運営されているのかを明確に分かるようにもう少し頻繁にテストを行って欲しいものです。特にログなし方針やサーバーのセキュリティ基準の審査も行った方が理想的でしょう。
透明性レポート
CyberGhostは、3か月ごとに透明性レポートを公開しています。レポートには、マルウェアアクティビティの警告、インフラに関する統計情報、ユーザーデータの開示請求件数が掲載されています。レポートをCyberGhostほど頻繁に発行しているVPNは他にありません。Private Internet Accessはレポートを年に2回しか発行していませんから、CyberGhostはその2倍ですね。CyberGhostは透明性を重視していることがうかがえます。
四半期ごとのレポートはPrivacy Hubブログでご覧になれます。最新のレポートを読んだところ、技術的な情報のほかにデータの開示請求の回数も掲載されていました。これらの要求の回数は、警察からの要求、著作権侵害、悪質な行為の3種類に分類されています。最新のレポートを見ると、開示請求は34%減少していることが分かりました。CyberGhostによると、ユーザーデータはもともと記録していないため、開示を要求されてもユーザーのプライバシーが侵害されることはないそうです。
さまざまな組織がユーザーのネットの利用状況を知りたがっているのは恐ろしいですね。CyberGhostは個人情報の保護に力を入れており、このような請求を受けていることをはっきり公開しているのは良いと思います。
トレントをダウンロードしたい場合、CyberGhostはかなりおすすめです。トレント専用サーバーは61か国に設置されていて、匿名性とセキュリティを維持しつつ、高速通信でP2Pファイル共有できます。アプリのFor Torrenting(トレント向け)のタブで接続しましょう。
アメリカ、オーストラリア、ドイツ、メキシコのトレント向けサーバーに接続し、qBitTorrent、uTorrent、Transmissionという3つのトレントクライアントを使いました。その結果、試した全サーバーですべて素早く簡単にファイルをダウンロードできました。著作権で保護されていない1.43GBのファイルをほんの数分でダウンロードできたのです。
多くの国のサーバーがP2Pに対応していて、公式サイトでP2Pが許可されているサーバー地点を確認できます
この記事を執筆するため、CyberGhostでPopcorn TimeなどのP2Pストリーミングアプリを利用できるか試してみました。VPNを使っても著作物にアクセスしてはいけませんが、調査など正当な理由がある場合はCyberGhostを使ってPopcorn Timeを安全に利用できます。
P2P共有中もCyberGhostは高度な暗号化、厳格なログなし方針、パーフェクトフォワードシークレットで安全性を確保します。ネットの利用状況は一切記録しないため、個人を特定できません。しかし、匿名性を強化したいのであればNoSpyサーバーに接続すると良いでしょう。NoSpyサーバーはルーマニアのブカレストでCyberGhostのスタッフが管理しています。管理を第三者に任せていないため、プライバシーを強化できるのです。
また、トレントクライアントを使用する際はアプリ保護機能を利用すると良いでしょう。ファイルをダウンロードする前にVPNに接続し忘れることはありますよね。アプリ保護機能を使えばトレントクライアントを起動すると自動でVPNに接続できるので忘れても問題ありません。Designated Apps(指定されたアプリ)にトレントクライアントを追加すると、トレントソフトを開くと同時にCyberGhostも起動します。
ポートフォワーディングを使えばルーターでブロックを回避でき、シードやダウンロードが高速になります。トレントをダウンロードする際に利用することが多い機能なのですが、CyberGhostは「セキュリティが脆弱になる可能性がある」という理由でポートフォワーディングに対応していません。しかし、ポートフォワーディングがなくてもCyberGhostはトレントに向いています。
CyberGhostでトレントをダウンロードしましょう!
CyberGhostは中国で利用できますか?
CyberGhostは中国で利用できません。CyberGhostの一部のサーバーは中国のサイトにアクセスできますが、中国国内では使用できません。チャットで問い合わせたところ、利用できない理由はCyberGhostのアプリが中国政府にブロックされているからだそうです。
CyberGhostは中国、サウジアラビア、トルコ、アラブ首長国連邦でブロックされています。
中国では、政府が認可していないVPNでなければ利用できません。また、VPN通信はグレートファイアウォールにブロックされてしまいます。CyberGhostはアラブ首長国連邦、サウジアラビア、トルコでも禁止されています。中国政府の規制を回避できるVPNはごく少数です。
VPNが規制を回避するには以下の3つの項目を満たす必要があります。
- .onionサイトがあること。
Torを使ってVPNに加入し、アプリをダウンロードできるようにするためです。
- 難読化サーバーを用意していること。
難読化サーバーに接続するとメタデータが変更され、VPN通信ではなく普通の通信に見えるようになります。
- しっかりしたセキュリティ機能を提供していること。
256ビット暗号化、漏えい防止機能、停止スイッチなどは特に重要です。
CyberGhostのセキュリティ機能はとても優秀ですが、難読化サーバーはありません。また、中国のアプリストアでCyberGhostのアプリはダウンロードできませんし、ホームページもブロックされているため、中国国内でCyberGhostをダウンロードすることは不可能です。
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